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ラミレス監督、Number独占告白!
監督としての最初のミスと感動と。 

text by

日比野恭三

日比野恭三Kyozo Hibino

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photograph byHideki Sugiyama

posted2016/12/08 07:00

ラミレス監督、Number独占告白!監督としての最初のミスと感動と。<Number Web> photograph by Hideki Sugiyama

シーズン中は、試合に関する10ページ以上になる各種資料を、毎日読み続けていたというラミレス監督。

「ぼくたちよりいいチームは2つしかない」

――4月29日には筒香選手が右脇腹の肉離れで登録を抹消されます。借金も10前後にまでかさんで最下位に沈んでいた。こうした状況下、どこに目標を置いて戦っていましたか。

「去年と何も変わっていない、去年の方がマシだったというようなファンの声も耳に入っていた。ただ、選手たちには、昨日の結果に対してぼくたちができることは何もない、今日のゲームにベストを尽くそうと言い続けた。できるだけポジティブに、モチベーションを上げられるようにと考えて話していた。

 投手陣は悪くなかったので、とにかく打つことさえできればもっと勝っていけると思っていた。ほかのチームと総合力を比較した時、ベイスターズが一枚岩となって戦うことができれば、ぼくたちよりもいいチームは2つしかない、それ以外のチームには勝てると考えていた」

――それはどのチームですか?

「カープとタイガースだ。カープについてはシーズンが始まる前からいいチームだと言い続けていたし、事実そうだった。タイガースは、若い選手を揃えて、非常にパッションが感じられた。特にうちと試合をする時にはね。ほかのチームからはそれほど怖さを感じなかったが、カープとタイガースには本当にいい野球をしないと勝てないと感じていた」

(通訳:長谷川有朋)

 シーズン序盤のつまづきで、最下位に低迷した4月のベイスターズ。しかし、交流戦の直前からジワリジワリと勝ち星を積み重ね、徐々に上位チームとの差を縮めていく――。インタビュー第2回では、5月攻勢から交流戦の奮闘、そしてシーズン前半戦総括を監督に語っていただきます。お楽しみに!
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