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ラミレス監督、Number独占告白!
監督としての最初のミスと感動と。

posted2016/12/08 07:00

 
ラミレス監督、Number独占告白!監督としての最初のミスと感動と。<Number Web> photograph by Hideki Sugiyama

シーズン中は、試合に関する10ページ以上になる各種資料を、毎日読み続けていたというラミレス監督。

text by

日比野恭三

日比野恭三Kyozo Hibino

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photograph by

Hideki Sugiyama

 2012年に誕生した横浜DeNAベイスターズ。過去4シーズンは下位に低迷し、「クライマックスシリーズ(CS)に進出していない唯一の球団」という、不名誉な状態が続いていたが、今季はレギュラーシーズン3位で初のCS進出。ファーストステージではジャイアンツをくだし、ファイナルステージではカープには負けたものの、実り多きシーズンとなった。
 Number Webでは、今季からチームを指揮するラミレス監督に、2016年シーズンを振り返っていただいてのロングインタビューを敢行。
 全4回シリーズの第1回は、昨年の監督就任からキャンプを経て、シーズン序盤の苦戦と苦悩についてじっくり語っていただいた。

――監督1年目、振り返ればいろんなことがありましたね。

「たしかにたくさんのことが起こった。いつも話している通り、どう始まるかではなく、どう終わるかが大事なこと。アップダウンはあったが、いいシーズンを送れたのではないかと思っている」

――ベイスターズの監督に就任して、まずどこから手をつけようと考えましたか。

「就任前に前球団社長の池田(純)さん、GMの高田(繁)さんと面談した時、このチームを変えるために何ができるのかと問われて、ぼくは梶谷(隆幸)を2番・センターで使うことを提案した。

 スワローズの川端(慎吾)選手などと比べても、いちばんいい2番バッターになれると思ったし、センターで起用することで、彼が守っていたライトをルーキーや外国人選手のためにオープンにするというアイディアだった。

 山口(俊)をエースに任命したいという話もした。

 彼は今季11勝したが、その時点ではエースになれるような成績を残してきたとは言えなかったから、池田さんも高田さんも『それはどうだろう』というような表情だった。

 ただ、梶谷を2番で、山口をエースで使うと表明することで、ベイスターズが劇的に変化しようとしていることを多くの人々に感じてもらいたかった」

【次ページ】 秋季キャンプではコーチとの連携をより強化した。

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