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「いまは野放しでええんちゃう(笑)」
岡田彰布が語る阪神スタートダッシュ。 

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岡田彰布

岡田彰布Akinobu Okada

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photograph bySports Graphic Number

posted2016/04/01 13:00

「いまは野放しでええんちゃう(笑)」岡田彰布が語る阪神スタートダッシュ。<Number Web> photograph by Sports Graphic Number

「野球の神髄~岡田彰布の直言~」、配信は隔週金曜日の予定です。

「いまは野放しでええんちゃう」

──横田の全力疾走は見ていて気持ちがいい。高山を進塁させられなくても、ゲッツーにならずに1塁に残れる俊足は、2003年の「2番・赤星」を思い出しました。2塁へのタッチアップで刺されるなど、暴走気味なところもありますが、あのがむしゃらさは阪神に足りなかったところですからね。

岡田:状況判断にしてもそうやし、すべてがまだまだ勉強だけど、そこはしゃあないわな。経験が足りないんだから。金本監督も言うてるけど、失敗を責めるのではなく、積極的な姿勢を買ってやる段階よ。あれこれ押さえつけると、若いヤツは萎縮してまうからな。いまは野放しでええんちゃう(笑)。

──横田に限らず、積極的な走塁も金本阪神のストロングポイントになりそうですね。

岡田:積極的というか、走るべき場面でちゃんと走るようになったと思うよ。和田監督時代は「なんで盗塁させないんだ?」と首をひねることもあったけど、金本監督はちゃんと走らせてるな。でも、初戦でのメッセンジャーの盗塁、あれはアカンわ。ベンチが止めさせないと。たまたまセーフになったけど、単なる暴走よ。ケガする危険もあるわけだし、普段やってないことを突然やらせるのはリスクが高いよ。取るべきリスクと避けるべきリスクを一緒くたにしたらアカンわ。

──あれはベンチのサインではなく、メッセンジャーの判断?

岡田:そら、そうやろ。まあ、気合いが乗ってたんやろうけど、今後はやるなよと釘を刺さないとアカンわな。

他にも、第3戦で先発した藤川球児や、中日で本塁打を量産するビシエドについて語った岡田氏。この続きは、メルマガNumber「野球の神髄~岡田彰布の直言~」でぜひお読みください。
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