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<HONDA Method> ソルティーロが本田圭佑を超える日 最終回 「『スペシャルクラス』の可能性」 

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榎森亮太

榎森亮太Ryota Emori

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photograph byShigeki Yamamoto

posted2013/12/23 08:00

<HONDA Method> ソルティーロが本田圭佑を超える日 最終回 「『スペシャルクラス』の可能性」<Number Web> photograph by Shigeki Yamamoto
ソルティーロの新たな試みである「スペシャルクラス」創設。
世界を見据えたコンセプトとその可能性を、前回に続き熱く論じ合った。

 ソルティーロ「スペシャルクラス」について、前回に続き“熱すぎるコーチ”鈴木良介に語ってもらいます。

欧州は子供でも「大人のサッカー」を身につけている。

――前回はスペシャルクラスの意義について問いました。どこに行っても通用する選手を育てると? でも、それって難しくないですか。例えばドリブルが得意な選手を特化して伸ばしていく指導の方が、簡単なような……。

「その通りです。でも僕たちは世界に通じるサッカー選手を育てることを目標としている。だからこそ、この年代ではサッカーのスタンダードを染み込ませることが重要だと思うんです」

――鈴木コーチもイギリスでサッカーを学び、僕もドイツやオランダでプレーをしながら、サッカーを見てきた。日本と一番違うと感じるのは、小学生の年代でもすでに“大人のサッカー”を身につけていることですよね。

「環境の違いと言ってしまえば、それまでだけど、子供からおばあちゃんまで日常的にサッカーがあるというのは大きい」

“リトル本田”と“澤2世”もセレクションに合格。

――ところで、この連載でも紹介したリトル本田や澤穂希2世は、セレクションにチャレンジしたと聞いていますが。

「もちろんどちらも合格ですよ! リトル本田は、必ずしもトップの技術があるわけではないですが、常に120%でチャレンジできる気持ちと将来に繋がるフィジカルを持っている。それに彼の負けず嫌いは、周りにプラスの影響を及ぼすと思うんです。それ自体が得難い才能。澤さん2世候補は、2人いますが、彼女たちは共にセレクションに合格しました。将来的には女子だけのコースを設立したい。それくらい可能性を感じています」

【次ページ】 落ちた子たちも、本田のように這い上がってほしい。

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