日本代表、2014年ブラジルへBACK NUMBER

ザックジャパンで先発並みの存在感。
3-4-3で注目の清武弘嗣&酒井宏樹。 

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二宮寿朗

二宮寿朗Toshio Ninomiya

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photograph byAsami Enomoto

posted2012/05/07 10:30

ザックジャパンで先発並みの存在感。3-4-3で注目の清武弘嗣&酒井宏樹。<Number Web> photograph by Asami Enomoto

五輪代表では大黒柱となった清武弘嗣(写真右)はA代表でも期待の存在。酒井宏樹はA代表キャップはないが、ザックもその能力を高くかっている。

 ふたりの若武者が、欧州から熱い視線を受けている。

 ひとりは万能アタッカーの清武弘嗣。

「ニュルンベルクと仮契約した」とドイツ紙『ビルト』が報じていて、セレッソ大阪とのクラブ間交渉に入っていることは間違いなさそうだ。

 そしてもうひとりが右サイドバックの酒井宏樹。

 こちらはドルトムント、ハノーファーから柏レイソルに正式オファーが届いたとの報道が出ている。昨年のクラブW杯での活躍が評価されてFIFA注目の13人の1人に選ばれており、今後さらに名乗りを上げてくるクラブが出てくるかもしれない。

 U-23代表の清武と酒井はロンドン五輪でチームの中心となる存在だが、今やザックジャパンにおいても存在感を増している。

 4月の代表候補合宿では3-4-3の練習試合を行ない、2本目には右ウイングの清武が1ゴール、右ウイングバックに入った酒井が1アシストと結果を残した。同じU-23代表の原口元気も1ゴールを挙げている。攻守ともにエネルギッシュな動きが、チームを活性化させた。

6月のW杯予選では、清武&酒井の先発起用の可能性も。

「彼らは将来性が高く、非常に優秀だ。きょうの練習試合がその象徴。近い将来、日本代表を背負っていく存在だと思っている」

 試合後、若い選手たちの活躍について聞かれたアルベルト・ザッケローニ監督も思わず言葉を弾ませたほど。6月にスタートするブラジルW杯アジア地区最終予選に向け、指揮官にとっては大きな収穫だったに違いない。

 さて、ザッケローニの言う「近い将来」がいつの時期を指しているのだろうか。早ければ6月の最終予選3連戦(対オマーン=3日、対ヨルダン=8日、対オーストラリア=12日)で伸び盛りの清武、酒井がともに先発に食い込んでくる可能性があると筆者は見ている。

 まずは清武の可能性から探っていくことにしよう。

【次ページ】 6月は欧州組のコンディションが最も落ちる時期となる。

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