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タイガー・ウッズ復活が、
男子ゴルフを面白くする。
~ウッズにあってマキロイにないもの~ 

text by

三田村昌鳳

三田村昌鳳Shoho Mitamura

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photograph byTaku Miyamoto

posted2012/01/24 06:00

タイガー・ウッズ復活が、男子ゴルフを面白くする。~ウッズにあってマキロイにないもの~<Number Web> photograph by Taku Miyamoto

ウッズは、アブダビHSBC(1月26日から29日)を自身の今シーズン開幕戦にすると表明した

 今年のゴルフ界、台風の目となるのはタイガー・ウッズだと思う。

 昨年12月、シェブロンワールドチャレンジ(非公認)の最終日、終盤の17、18番ホールで連続バーディをもぎ取って1打差で逃げ切り、2年ぶりの優勝を果たしたウッズは、見事復活をアピールした。

 プライベートでのスキャンダルや膝の故障など、この2年間のウッズはまさにどん底だった。世界ランキングもトップ50から姿を消した。実に623週間もの長い間、ランク1位をキープしていた頃からすると、ウッズの時代はもう終わったという風潮が蔓延した。

 ウッズが低迷している間に、英国のルーク・ドナルドが世界ランク1位となり、北アイルランド出身のローリー・マキロイという22歳のスターが誕生した。現在、世界ランクの5位以内に米国選手は一人もいない。米国のゴルフファンが、ウッズ復活を渇望する理由も、ここにある。

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