最初はちょっとしたボヤかと思っていた。
しかしいまでは、ゴルフ界全体を揺るがす「大火事」になってしまった。
タイガー・ウッズの不倫騒動である。
どうやらエリン夫人はタイガーと離婚することを決意したようで、もしそういうことになればタイガーの財産のほぼ半分という莫大な金額を夫人も手にすることになる。
まあ、このコラムではその方面のことはどうでもいい。
日本でも、タイガーが「何人の女性と関係したか?」が連日報道されているが、それも関係ない。
今回の不倫騒動が、各方面にどれだけ経済的な影響を及ぼすかを考えてみたい。
不倫スキャンダルでタイガーからスポンサーが離れ始めた。
タイガーのオフィシャル・スポンサーは、12月17日現在で12社(パートナーのPGAを除く)。これはタイガーのHPから確認することが出来る。
http://web.tigerwoods.com/sponsors/sponsors
しかしこのなかでは、コンサルティング会社の「アクセンチュア」が(日本でもタイガーを使った広告を展開していた。タイトル周りの写真参照)、12月13日に6年間継続してきたタイガーとの契約を解除すると発表した。その理由として、
「最近の情報を見ると、彼はもはやわが社の広告にはふさわしくないと判断した」
と説明した。
では、他社の動きはどうなっているだろうか?
| ジレット (ヒゲソリ) | CMでのタイガーの役割を制限する方向で検討 |
| ナイキ (スポーツメーカー) | 創設者のナイト氏が「今回のタイガーの一件は小さな問題にしか 過ぎない」と声明を発表 |
| アッパーデック (トレーディングカード) | 最高経営責任者が、「フルサポートをタイガーと家族に約束する」 |
こう見ると、企業によって対応が微妙に異なっていることも分かる。アクセンチュアはコンサルティング会社なので、信用を重んじており、契約解除を決断したのではないか。
<次ページに続く>
筆者プロフィール
生島淳
1967年気仙沼生まれ。早大卒。NBAやMLBなど海外ものから、国内のラグビー、駅伝、野球など、全ジャンルでスポーツを追うジャーナリスト。小林信彦とD・ハルバースタムを愛する米国大統領マニアにして、カーリングが趣味(最近は歌舞伎に夢中)。
著書に『慶応ラグビー「百年の歓喜」』(文藝春秋)、『大国アメリカはスポーツで動く』(新潮社)、『監督と大学駅伝』(日刊スポーツ出版社)など。『BSベストスポーツ』(NHK・BS1毎週日曜21:10~)、『生島淳のアクティブスタイル』(TBSラジオ毎週日曜正午~)にも出演中。



























