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どこよりも早い来季プレミア展望。
本命シティ対抗リバプール、他は?

posted2018/05/19 17:00

 
どこよりも早い来季プレミア展望。本命シティ対抗リバプール、他は?<Number Web> photograph by Getty Images

今季プレミアの主役となったリバプールのサラーとシティのデブライネ。W杯後のシーズンも彼らが盛り上げるはずだ。

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粕谷秀樹

粕谷秀樹Hideki Kasuya

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 ブライトンのクリス・ヒュートン監督が絶賛した。

「リバプールは素晴らしいチームだ。マンチェスター・シティと優勝を争えるレベルに達していると思う」

 シティを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督も警戒している。

「エキサイティングな試合内容を踏まえると、最もマークすべきはリバプールだ」

 両監督が高く評価したように、リバプールは右肩上がりで2017-18シーズンを終えた。チャンピオンズリーグでは準々決勝でシティをKOし、見事ファイナルに進出。モハメド・サラー、ロベルト・フィルミーノ、サディオ・マネを軸とする攻撃的なフットボールは魅力的で、数多くのタイトルを獲得した1980年代の栄華を再現する勢いだ。

 この3トップが健在な限り、リバプールの攻撃力はリーグ最高クラスを維持し、来シーズン以降も優勝戦線に加わる確率は非常に高い。

懸案ポジションを補強したシティ。

 実は、2016-17シーズン終了時点のシティも同様だった。グアルディオラ体制の1シーズン目は3位に終わったが、セルヒオ・アグエロとレロイ・サネが徐々にハイプレスに馴染み、ケビン・デブライネは急成長。次シーズンに向けて攻撃のフィット感は好感触だった。

 問題はビルドアップに不適応だったサイドバックとGK……。だからこそGKエデルソン、DFカイル・ウォーカーといったつなげるタイプを獲得し、その結果が今シーズンの独走だ。チーム事情に則った完璧な準備には脱帽するしかない。

 したがってリバプールも、補強の概略を一日も早くまとめなければならない。経済力で上回るマンチェスターの両チームとの競合を避け、適材適所の人選を迅速に進める必要がある。すでにナビ・ケイタ(現RBライプツィヒ)の入団が決まっている。

 エムレ・チャンの退団が濃厚となっているため、活動量豊富なMFは即戦力候補だ。しかし、プレミアリーグは世界一インテンシティが高く、ジェイムズ・ミルナーは32歳になった。ジョーダン・ヘンダーソンとアダム・ララーナも負傷欠場が増えてきた。中盤の駒は、1枚でも多いほうがいい。

【次ページ】 リバプールの最優先事項はCB。

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