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予選会10位突破からの下克上を狙う!
創部7年目、2度目の箱根駅伝に挑む東京国際大学駅伝部。

posted2017/11/16 11:40

 
予選会10位突破からの下克上を狙う!創部7年目、2度目の箱根駅伝に挑む東京国際大学駅伝部。<Number Web> photograph by AFLO

創部7年目で2度目の箱根駅伝出場を決めた中央前列左から大志田秀次駅伝部監督、倉田信靖理事長、横溝三郎総監督。

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小堀隆司

小堀隆司Takashi Kohori

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AFLO

 柔和な笑みで迎えられた室内練習場は、洗いざらしのシャツのような新しい匂いがした。

「この12月には(トレーニングができる)低酸素ルームも完成する予定です」

 そう言って、東京国際大学駅伝部監督の大志田秀次さんは目を細める。

 駅伝部が創部して今年で7年目。5年目で悲願の箱根駅伝初出場を果たし、今年も予選会10位で本戦出場を決めた。日本大や明大など常連校が姿を消す中、新興勢力の躍進は特筆すべき快挙に思える。

 東京国際大学の強みはどこにあるのか。その秘密を探るべく、監督に話を訊いた。

一流の指導者と施設の充実ぶりは群を抜く。

「ご覧のように、設備環境はかなり恵まれていると思います。食事やお風呂、駅伝部専用の寮があるのは大きい。グラウンドも2つあって、ウッドチップを敷いたクロカンコースも整備されています」

 総合グラウンドがある埼玉の坂戸キャンパスには野球場にサッカーグラウンド、ソフトボール場など、強化クラブの施設がずらりと並ぶ。一流の指導者と施設の充実ぶりが売りなのだろう。硬式野球部の名誉監督に古葉竹識氏(元広島カープ監督)、女子ソフトボール部の総監督に宇津木妙子氏、ウエイトリフティング部の監督に三宅義信氏など、じつに錚々たる顔ぶれだ。

「そしてうちの総監督がミスター駅伝で知られる横溝三郎ですから、力の入れ具合がわかっていただけるかと思います。まあ、私はそこにおまけのようなもので(笑)」

 そう冗談めかして言うが、大志田監督自身も1996年、中央大学のコーチ時代にチームを箱根駅伝総合優勝に導いた名指導者である。

【次ページ】 家族を説得し、安定した会社を辞めて選んだ監督の道。

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