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チャンピオンズカップは2強+1頭。
3歳馬ノンコノユメは“渋いマーク屋”。

posted2015/12/05 08:00

 
チャンピオンズカップは2強+1頭。3歳馬ノンコノユメは“渋いマーク屋”。<Number Web> photograph by NIKKAN SPORTS

クリストフ・ルメールとのコンビで4戦4勝のノンコノユメ。ノンコ、とは母馬の名前だ。

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島田明宏

島田明宏Akihiro Shimada

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NIKKAN SPORTS

 今週のメインは第16回チャンピオンズカップ(12月6日、中京ダート1800m、3歳以上GI)。過去10年でJRA賞最優秀ダートホースに選出された9頭(2009年と'10年はエスポワールシチー)のすべてが、前身のジャパンカップダートを含め、ここを勝っている。レース名のとおり、ダート界のチャンピオンを決めるこのレース。今年は、9頭のGIホースを含む16頭で争われる。

 キーワードは「三強対決」と「世代交代」。

「三強」とは、昨年の覇者ホッコータルマエと、今年のフェブラリーステークスなどを勝ったコパノリッキー、そして、4連勝で武蔵野ステークスを勝った3歳馬ノンコノユメだ。

 1番人気に支持されるのは、史上初のGI10勝がかかるホッコータルマエ(牡6歳、父キングカメハメハ、栗東・西浦勝一厩舎)か。

 4カ月半の休み明けとなった前走のJBCクラシックでコパノリッキーの3着と敗れたが、陣営の目算どおり良化している。昨年も、JBCクラシックでコパノリッキーの4着となり、次走のチャンピオンズカップを制している。「そのときより今回のほうが状態はいい」と主戦の幸英明。

 好位につけてレースをつくり、自分から動いて勝つ――という横綱相撲でダート界に君臨してきた。「崩れない」という意味で最も信頼できるのはこの馬だろう。

2頭が直接対決すると、必ずどちらかが1着。

 ホッコータルマエと人気を分け合いそうなのが、武豊のコパノリッキー(牡5歳、父ゴールドアリュール、栗東・村山明厩舎)だ。前走のJBCクラシックを勝ったことで、ホッコータルマエとの直接対決を3勝2敗と勝ち越した。

 面白いというか、すごいのは、この2頭が直接対決すると、つまり2頭が同時に出ると、必ずどちらかが勝っている、ということだ。こうした直接対決は、同世代の女傑ウオッカとダイワスカーレットが走っていたときも話題になったが、2頭以外の馬が勝ってしまうこともあり、「何勝何敗」と表現するのはどうかと思った。が、リッキーとタルマエは、文字どおりの3勝2敗。それもすべてGIだ。

 リッキーが勝って、史上3頭目の同一年JRAダートGI制覇を果たすか。

【次ページ】 馬名は可愛いが渋いマーク屋、ノンコノユメ。

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