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宇佐美貴史の欧州挑戦を阻む「猫背」。
ルーニーの姿勢の使い分けを学べ!

posted2015/11/24 11:00

 
宇佐美貴史の欧州挑戦を阻む「猫背」。ルーニーの姿勢の使い分けを学べ!<Number Web> photograph by J.LEAGUE PHOTOS

宇佐美貴史の「特別さ」を疑問視する者は誰もいない。あとは弱点をカバーする方法を覚えるだけだ。

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木崎伸也

木崎伸也Shinya Kizaki

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 宇佐美貴史の華麗なプレーを、再び欧州の舞台で見られるかもしれない。

 今季のJリーグでは得点ランキング3位(19点)となり、ハリルホジッチ率いる日本代表にも定着した。スポーツ新聞の報道によれば、マルセイユやシュツットガルトが関心を示しており、今冬に欧州のクラブへ移籍する可能性が高まってきた。

 ただし、宇佐美本人も迷っているかもしれない。1度目の欧州挑戦では、満足できる結果は残せなかったからだ。

 19歳のときにバイエルン・ミュンヘンに移籍して第2節で出番が回ってきたものの、不用意なボールロストでハインケス監督を激怒させてしまった。そこからリーグ戦では32節まで干され、失った信頼を取り戻すことはできなかった。2年目にホッフェンハイムに移って先発に定着した時期もあったが、監督交替のあおりを受け、最後は戦力外扱いになった。

 いったい宇佐美が欧州でブレイクするには何が足りないのだろう?

 最も不安視されるのは、「爆発的なアクションを連続して行うのが苦手」ということである。いわゆるインテンシティの欠如だ。

ダイジェストにスーパープレーが並んでも……。

 ブンデスリーガ北部のあるクラブ関係者に会ったところ、やはり監督から宇佐美の情報を求められたという。だが率直にアクションの継続が苦手だと伝えると、監督は興味を失ったそうだ。ダイジェスト映像にいくらスーパープレーが並んでも、それを90分間コンスタントに出せなければ、1シーズンを戦い抜くのは難しい。

 なぜ爆発的なアクションを連続できないのか。その原因は、おそらく姿勢の悪さにある。

 宇佐美に限らず、猫背の選手は踏ん張ったり、地面を強く蹴ったりしないと動き出せないため、90分間動き続けるのが難しい傾向がある。一言で言えば、燃費が悪い。

 猫背のさらなる弊害は、スピードの変化をつけられないことだ。今夏、岡崎慎司の成長秘話を取材するために、彼の専属トレーナーで元陸上選手の杉本龍勇氏に話を聞く機会があった。杉本氏は一般論として、指摘してくれた。

【次ページ】 ドリブルにスピードの強弱をつけるための姿勢とは。

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