最もメジャーな発想は「誰かにあげる」。

【里子に出す】

「球場に来られなかったファンにあげる」という意見が最も多く、特に3塁側でヘルメットを得た広島・ヤクルトファンが、会社や学校のベイスターズファンにあげて喜ばれたようだ。

「わたしの家には合計で6個のヘルメットがありましたが、ベイスターズファンの友人のつてで地方のファンへ里子に出しました。条件としてホームとビジターのつがいで引き取ってもらっています」（瀬谷区・アヤコさん）

「カープファンの方が、四谷の『居酒屋あぶさん』に寄贈していたのを見ました。野球ファンが集まる場所にはあらかたあるんじゃないでしょうか」（東京都・ナナコさん）

「ホーム用はコレクション拡充のためゲットしに出かけましたが、後にスワローズファンの方が『家にあっても邪魔だから……』とビジター用をご寄贈くださり、期せずしてホーム＆ビジター両方が揃いました。とはいえヘルメットアイスなどに使えるわけでもなく普通に陳列しているだけですが」（ベースボール居酒屋リリーズ神田スタジアム）

「僕は店があったので球場にはいけなかったんですけどね、お客さんが持ってきてくれてめちゃめちゃ嬉しかったです。ヘルメットを貰って、球場に一緒に行けたような幸せな気持ちになりました。ヘルメットを複数持っている人がいたら、まわりの行きたくても行けなかった人、微妙にベイびいきの人、ファンにしたい人に贈呈してほしいです！　この喜びは新たにファンを増やすチャンスにもなり得るんですから！　秋に向かってチーム・ファンが一丸になれますよ」（藤沢市・餃子屋おやぢさん）

【色紙代わりやオブジェに使う】

「うちにはホームとビジターで2個のヘルメットがあるのですが、ひとつは保存用、ひとつはサイン用に持ち歩いています。さっそく中畑監督にサインをいただきましたが、やはり色紙やユニフォームと違って飾った時に重みがありますね」（横浜市・秋野さん）

「昨年から毎試合“I☆YOKOHAMA”ステッカーが配られるなど、シールやステッカー系がめちゃめちゃ増えたので、それらを貼るシール台として使っています。頭の穴には纏や球団旗をぶっ刺してちょっとした応援グッズ入れになっています」（川崎市・山崎さん）

「いつもは野球を見ない子と観戦してヘルメットをもらい、やっぱり『何に使おうか？』という話になったんです。その時の話し合いでは『植木鉢としてお花を植えるのがベスト』という結論に至ったのですが、実際部屋に持ち帰って小物入れとして使ってみたり、ぬいぐるみにかぶせてみると、部屋のベイスターズ度がかなり上がったので気に入っています。毎日がI☆YOKOHAMAです！」（東京都・杜野まこさん）

【次ページ】　小物入れにしたり、間接照明にしたり……。