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年末恒例、全日本の最強タッグ戦が熱い。
~諏訪魔組の連覇を止められるか?~ 

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門馬忠雄

門馬忠雄Tadao Monma

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photograph byNIKKAN SPORTS

posted2014/11/27 10:00

年末恒例、全日本の最強タッグ戦が熱い。~諏訪魔組の連覇を止められるか?~<Number Web> photograph by NIKKAN SPORTS

攻勢をかけるドーリング-諏訪魔組。連覇となれば1998&1999年の小橋健太-秋山準組以来だ。

 秋山準社長の新体制の下、全日本プロレスが好調だ。新日本の向こうを張って頑張っている。

 年末恒例、2014世界最強タッグ決定リーグ戦が16日、東京・後楽園ホールで開幕した。優勝候補の一角で前世界タッグ王者チームの大森隆男-秋山準組が、前年の覇者であるジョー・ドーリング-諏訪魔組に敗れ、期待の精鋭コンビ宮原健斗-潮崎豪組は軽量の佐藤光留-青木篤志組に対して思わぬ30分時間切れ引き分けという波乱のスタート。12月6日、大阪・ボディメーカーコロシアムで行なわれる決勝戦に向け、出場8チームによる猛烈な星のつぶし合いが繰り広げられている。

 ほぼ時期を同じくして、新日本の「ワールド・タッグ・リーグ2014」も開幕しているだけに、客の入りや試合内容などが比較されることは、良くも悪くも避けて通れない。看板イベントを盛り上げたいリーダーの秋山は「新日本さんに一歩でも近づきたいね」と、世界タッグ王座を返上してまでこの大会に臨んだが、やる気が空転したのか、わずか6分38秒でドーリング―諏訪魔組のパワーに完敗し、苦しいスタートとなった。実績のあるチームだけに、後半戦での巻き返しに期待したいところだ。

優勝争いは諏訪魔組、秋山組、潮崎組の三つ巴か。

 武藤敬司のグループ(W-1)が抜けることによって、今回、出場メンバーはガラリと一変した。前年と同じチームは大森-秋山組とドーリング-諏訪魔組、宮原-潮崎組だけ。それでも馬場・全日本の大型時代を彷彿とさせる巨漢コンビ、吉江豊-曙組(合計体重360kg)、長身の長井満也-KENSO組を起用するなど、原点回帰の方向性を示したことは、歓迎すべき傾向だろう。

 いずれにしても、優勝争いは諏訪魔組、秋山組、潮崎組の三つ巴か。特に最終戦の大阪大会では、去年の優勝決定戦、諏訪魔組対潮崎組のカードが公式戦として組み込まれており、最後の最後まで目が離せない。

 最注目は成長著しい新鋭宮原が、3冠ヘビー級王者ドーリング、実力者諏訪魔にどこまで食いつくか。“下剋上”に期待したい。宮原は健介オフィスから独立し、1月に全日本入りした逸材。体重も100kgの大台を越え、闘志満々だ。大化けの可能性は十分にあると見ている。

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