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アンジャッシュ渡部建が見たドラフト。
「安楽選手は楽天に入ってよかった!」

posted2014/10/29 16:30

 
アンジャッシュ渡部建が見たドラフト。「安楽選手は楽天に入ってよかった!」<Number Web> photograph by Production JINRIKISHA

「アンジャッシュ渡部建の『濃厚野球汁』」、配信は隔週金曜日の予定です。

text by

渡部建

渡部建Ken Watabe

PROFILE

photograph by

Production JINRIKISHA

マニアックに高校野球・プロ野球事情を語りつくす
メルマガ「アンジャッシュ渡部建の『濃厚野球汁』」。
最新号の中身をちょっとだけ……特別にご紹介いたします!

目次

【第1打席】「僕はもう、日本ハムのファンになってしまいそうです」
                                                                     ~私的ハム応援宣言~

【第2打席】「ソフトB、オリ、DeNA……成功ドラフトはどこだ!?」
                                                                     ~私的ドラフト総括~

【第3打席】「お願いします! 今年こそ、阪神の日本一が見たい!!」
                                                                     ~私的虎鷹対決展望~

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【第1打席】「僕はもう、日本ハムのファンになってしまいそうです」
                                                                     ~私的ハム応援宣言~

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――行ってきましたか。

渡部:ん? ああ、ドラフトね。もちろんでしょ! 今年はね、生放送の収録があったんで1位までしか見られなかったんですけど、それでもガッツリ見届けてきましたよ!

――収録ってTBSの。

渡部:そうそう。

――どうでしたか? 今年のドラフトは。

渡部:いやねぇ、僕は阪神ファンだけど、もうパ・リーグは断然、日本ハムを応援したくなっちゃいましたねぇ。なんなんですか! あの引きの強さは!!

――今年、一番の目玉と言われていた早稲田の有原(航平)の交渉権を獲得しましたもんね。

渡部:4球団ね。それにしても、日ハムの社長のくじ運の強さはハンパない! 数年前まで遡っても、前の藤井(純一)社長が中田翔選手('07年)、斎藤佑樹選手('10年)で、今回の津田(敏一)社長だって菅野(智之)選手('11年)を引き当てた……まあ、結局、入団はしなかったわけだけど、そういう実績があったからクジを任されて結果を残したっていうね。

 もう本当にね、日本ハムは近年のドラフトをいい具合にかき回してくれていますよねぇ。斎藤佑樹選手だって直前に指名を決断してクジを引き当てたし、大谷(翔平)選手にしても('12年)勇気を出して指名して口説き落としたりっていうね。

 しかも、今年はそれだけじゃないんですよ!

――あ、まさか!

渡部:そうです! AT砲が揃って日ハムに指名されたんですよ! 浅間(大基)選手が3位で高浜(祐仁)選手が7位でね。しかも、2位に九州国際大付属の清水(優心)選手、6位に大和広陵の立田(将太)選手が指名されているって……僕が注目してきた選手がこれだけいるわけですよ。もうね、ファンクラブに入ってもいいくらいの勢いですから!!

3年連続の強運、楽天・立花陽三球団社長。

――日ハムは将来的に見てもますます強いチームになりそうですよねぇ。

渡部:間違いないでしょ! やっぱり目立つのが日ハムと楽天ですよね。楽天も相当クジ運いいですもんね。

――そうですね。島田(亨)社長時代から田中将大('06年)を引き当てたり、楽天も当選確率高めです(笑)。

渡部:そうでしょう。だって、立花(陽三)社長なんて3年連続でしょ。森(雄大)選手、松井(裕樹)選手、そして今年の安楽(智大)選手。かなりの強運じゃないですか!

――楽天は当初、「1位・有原」の線が強いと言われていましたけど、ドラフト本番で安楽に切り替えてきましたよね。

渡部:そうね。でも、結果的によかったじゃないですか。

 あの、クジを引き当てたっていうのはもちろんなんだけど、安楽選手にとってよかったのは楽天に松井選手がいることなんですよ。

――なんでですか?

渡部:ふたりは去年、ジャパンのチームメートだったじゃないですか。そこでものすごく仲良くなったんですね。安楽選手は「松井さん、松井さん」みたいな感じで慕って、松井選手も可愛がって面倒を見ていたっていうね。

 つまり、松井選手にとってもいいきっかけになるってことで。それまで一人っ子だった男の子に兄弟ができたことによってしっかりするみたいな感じで、「安楽が入ってきたから俺も先輩らしくしっかりしないとな」って責任感が生まれてくるような気がするんですよね。安楽選手の入団が、松井選手を一皮剥けさせてくれる可能性は大いにあるんじゃないかな、と。

――それはあるかもしれないですね。相乗効果というか、仲はいいけど「お前には負けないよ」みたいな。

渡部:そうそう、そうやって切磋琢磨していってほしいですよね。

その他にも、ソフトバンクやロッテなど、今年のドラフトについて とめどなく熱く語っている渡部氏。 この続きは、メルマガNumber「アンジャッシュ渡部建の『濃厚野球汁』」でぜひお読みください。
渡部建

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