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<トップアスリートが語るアミノ酸の必要性> 加藤凌平 「練習を継続し、3年後に世界一を目指したい」 

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松原孝臣

松原孝臣Takaomi Matsubara

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photograph byGetty Images

posted2013/09/19 06:01

日本が誇る五輪チャンピオンが次代のエースに指名した逸材。
その目標の存在に追いつくため、今日も彼はトレーニングに励む。

 昨年のロンドン五輪に18歳で出場してから1年。9月30日からベルギーで行なわれる世界体操選手権日本代表の加藤凌平は、たくましさを増し、風格さえ漂う。

 その変化を加藤も自覚する。

「運よく代表に入れた感じの昨年と違い、今年は本気でなりたいと練習してきました」

 原因はオリンピックにあった。ゆかのスペシャリストとして代表メンバーに選ばれていた加藤は、出場しなかった個人総合決勝を観戦し、こう感じた。

「この舞台に立ちたい、もう少し頑張れば通用する」

 それがモチベーションを高め、今年の成長につながったのである。

 加藤は、努力の人でもある。

「僕は9歳と、ほかの人より遅く体操を始めたので、同学年の選手とだいぶ差が開いていたのを、少しずつ埋めて追いついて、追い越してきたんです」

 だから、練習の大切さを知り、コンディショニングの重要性も理解している。

アミノ酸を定期的に飲むことで疲れにくい肉体に。

「体調を見て、早めに寝たり、お風呂に長めに浸かったり、いろいろしています」

加藤凌平 Ryohei Kato
1993年9月9日、静岡県生まれ。'12年に順天堂大学へ入学し、同年の全日本学生選手権個人総合を1年生で優勝。ロンドン五輪日本代表に選出され、団体総合で銀メダルを獲得。'13年全日本選手権個人総合は内村航平に続き2位。162cm、54kg。

 そうした心がけに加えて利用しているのが、

「アミノ酸ですね。積極的に、定期的に摂るようにしています」

 中学生の頃にはすでに、通っていたクラブでアミノ酸が活用されているのを知っていたと言う。

 本格的に利用するようになったのは高校3年生になってからだ。世界選手権日本代表の補欠に選ばれた加藤は、合宿に参加する。合宿中には、栄養士から説明を受ける機会があり、そこであらためて重要性を学んだ。以来、積極的に、そして定期的に摂るようになっていった。

「練習中、そして寝る前にですね。飲んでいるのと飲んでいないのとでは、やっぱり違ってきます。次の日の朝起きたとき、飲んでいるときの方が体が楽だと思います。練習でも、疲れにくかったり、つりにくくなったりしますね」

 自身の経験から実感している。

<次ページへ続く>

【次ページ】 内村航平と「2、3年後には互角に戦えるレベルに」。

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