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日本最古のベルト奪還へ、
400kgコンビ曙&浜に期待。
~7・1“両国夏場所”開催!~ 

text by

門馬忠雄

門馬忠雄Tadao Monma

PROFILE

photograph byALL JAPAN PRO-WRESTLING

posted2012/06/30 08:00

岡林に205kgの巨体を押し付ける浜(中央)と曙(左奥)は2009年からタッグを組んでいる。

岡林に205kgの巨体を押し付ける浜(中央)と曙(左奥)は2009年からタッグを組んでいる。

 新日本・全日本プロレスの創立40周年記念合同興行が7月1日、東京・両国国技館で開催される。

 話題は全日本の王者・秋山準(ノア)vs.挑戦者・太陽ケアの3冠ヘビー級選手権と新日本のIWGPヘビー級選手権(棚橋弘至vs.真壁刀義)のダブル・メインに集中。だが、筆者が注目しているのは半年以上続くアジア・タッグ王者争奪の攻防戦だ。

 ご存知アジア・タッグは、1955年11月、力道山の日本プロレスから存続する日本最古のベルトだ。管理、運営するのは全日本。昨年の10月23日、両国大会で新鋭王者コンビの真田聖也、征矢学組が、大日本の怪力コンビである関本大介、岡林裕二組に敗れ、ベルトが他団体に流出した。関本、岡林組はその勢いで暮れの世界最強タッグ決定リーグ戦で大暴れ。その実績が評価され、'11年度の最優秀タッグチーム賞を受賞している。同ベルトを6度防衛しており、全日本側の面目は丸潰れなのだ。

全日社長は「辞任覚悟」。アジア・タッグ奪回は至上命令。

 奪回命令が下ったのが、同王者保持の経験がある曙(フリー)、浜亮太の大相撲コンビ、SMOPだ。武器はほかならぬ2人合わせて400kgの超重量である。コンビプレーが機能し、合体技がうまくはまった時の破壊力は物凄い。キャリア3年半になる浜がプロレスのスピードに慣れ、動けるようになったのも強みだ。曙のポストからの200kgダイビング・ボディプレスは、失敗さえしなければ、相手を一発で仕留められる。

 両チームの対戦成績は、ノンタイトル戦を含め、2月の大阪大会以来3勝3敗とまったくの五分の星。どちらも一歩も引かぬ、力と力の真っ向勝負でド迫力の肉弾戦が見られる。わかりやすい試合は観客が沸く。両チームの対戦でハズレは1度もない。そして、筆者は曙の大ファンなのだ。

 全日本の内田雅之社長は「3冠ヘビー級もアジア・タッグもベルトを取り戻せなかったら、私の責任。辞任も覚悟のうえだ」と曙、浜組の尻を叩く。

 勝負のポイントは、関本組の担ぎ技、アルゼンチン・バックブリーカーが決まるかどうか。曙、浜どちらかを担げなかったら王座明け渡しだ。曙の肉弾重爆撃が見られれば面白い。SMOPに期待の7・1両国夏場所が始まる。

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