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格闘技ブーム再興はお茶の間から!
世界の闘いを観戦できる贅沢な時代。 

text by

橋本宗洋

橋本宗洋Norihiro Hashimoto

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photograph bySusumu Nagao

posted2011/10/10 08:02

格闘技ブーム再興はお茶の間から!世界の闘いを観戦できる贅沢な時代。<Number Web> photograph by Susumu Nagao

9月25日、大阪で行なわれたK-1 WORLD MAX。長島☆自演乙☆雄一郎はいつものようにコスプレで登場し、会場そしてネット中継を楽しむファンを大きく沸かせた。試合は拳月(けんむん)に3Rの判定で勝利

 9月最後の週末、多くの格闘技ファンがあわただしい時間をすごしたことだろう。23日から25日にかけて、世界レベルのビッグイベントからコアなファンに向けた興行まで、じつに多くの大会が開催されたのだ。

 23日、立ち技イベント『RISE』がディファ有明で昼夜興行を開催。後楽園ホールでは児山佳宏vs.冨樫健一郎の環太平洋ウェルター級タイトルマッチをメインとする修斗の興行が行なわれた。

 翌24日は、さいたまスーパーアリーナで『DREAM.17』。青木真也、川尻達也など主力選手が出場、北岡悟も初参戦を果たした。同日は『Krush』の後楽園大会も。

 25日はK-1 WORLD MAX大阪大会。70kg級日本トーナメントで、“無印”の名城裕司が優勝するという劇的な大会だった。さらにアメリカでは五味隆典、水垣偉弥も出場した『UFC135』が、ベルギーでは『IT'S SHOWTIME』70kg級トーナメントが行なわれた。

ネット中継ならではの格闘技の楽しみ方。

 これらの興行は、多くが生中継、あるいはそれに準じた形で放送されている。だから、首都圏のファンなら以下のような連休を送ることも可能だったのである。

 23日、ディファ有明で『RISE』を観戦。帰宅後、23時からCS局のFIGHTING TV SAMURAIで修斗のニアライブ中継を見る。翌日は後楽園で『Krush』を見て、終了後にPPV録画した『DREAM』。

 25日は早朝から大忙しだ。3時55分からJ SPORTSで『IT'S SHOWTIME』の生中継。アンディ・サワー、アルトゥール・キシェンコら日本にもなじみの深い選手の闘いを堪能すると、今度はUFCが待っている。

 WOWOWでは18時からの中継だったが、ネットPPVならオンタイムで視聴可能だ。そして夕方からはK-1大阪大会をニコニコ生放送で。現役トップファイターである佐藤嘉洋のマニアックでユーモラスな解説は、いかにも“ネット向き”。長島☆自演乙☆雄一郎のコスプレ入場シーンでは、画面がコメントで埋め尽くされた。

 これらをすべて録画して、後楽園ホールでMA日本キックボクシング連盟の後楽園大会に行ってもいい。地方のファンでも、修斗、DREAM、SHOWTIME、UFC、K-1を見ることができた。

 修斗、SHOWTIMEはCSかケーブルテレビで、DREAMはPPVで、UFCとK-1はネットで。この連休中、格闘技は様々なメディアを通して人の目に触れたことになる。

【次ページ】 地上波という縛りを捨てた、格闘技観戦の未来。

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