アンダースローから繰り出される真っ直ぐの球速は、そのほとんどが130キロから132キロ。この程度の球速で、あそこまでプロの打者が差し込まれたり、空振りしたりするのを見たのは、あるいは初めてかもしれない。
5月6日、好投するもなかなか勝ち星に恵まれなかった西武のルーキー、牧田和久が楽天から完封勝利を挙げた。6本のヒット以外で外野に飛んだ打球は、わずか4本しかなかった。印象としては、ボールの勢いに楽天の各打者のバットがグシャッっと潰されているような感じだった。
もうひとつ特徴的なのは、とにかく投球テンポが速いということ。
スコアブックに球種や球速をのんびり書き加えていると、顔を上げたときには、次の投球が終わっているということが何度かあった。
試合後、牧田から3三振を喫した山崎武司が「あの投球はマナー違反」とクレームをつけたのは、そんな理由による。それに関しては、人によって意見が分かれるところだろう。ひとまずここでは、山崎が文句を言うのも自由だし、牧田は牧田でそれも投球術の内だと主張する権利もある、という程度にとどめておきたい。
膝の高さに見えるボールが、打つ時は顔の高さまで来ている!
その日、3番を打ち、4打数1安打に終わった中村真人は試合後、身振り手振りを交え牧田の真っ直ぐの印象をこう語った。
「このへんに見えるのが、こう、グワッとくるんですよ」
打つ前は膝の高さに見えるボールが、実際に打ちにいくと顔のあたりに向かってくるように見えるのだという。
「低めだと思うからつい手を出してしまうんですけど、打ちにいくと高めなんです。下から這い上がってくる感じです。そのイメージが残ってしまうので、変化球とかもついていけないんですかね……」
<次ページへ続く>
野ボール横丁 バックナンバー
- 沢村賞投手はなぜ翌年不調になる? 田中将大、頂点に立つ男の苦悩。 2012年5月9日
- 「巨人の敵は巨人」ということか? 不振の理由は“内なる戦い”にあり。 2012年4月24日
- “背負った”斎藤佑樹はどこまで強い? 条件が整った田中将大との再対決。 2012年4月11日
プロ野球 ニュース
神1―4日(17日) 日本ハムが2連勝
2012年5月17日(木)21時43分 - 共同通信
日本ハムが2連勝。三回に1点を先制し、六回には代打スレッジの2点三塁打などで3点を加えた。ウルフが六回途中無失点で3勝目。好救援の乾ら継投策も的中。阪神は守備の乱れが全失点に絡んで打線の反撃も遅く、…記事全文
プロ野球 コラム
-
[詳説日本野球研究]
未来の落合博満や野茂英雄のため、プロ野球界は育成システムの強化を! -
[野球クロスロード]
首位ロッテは独走態勢に入れるか!?主将・今江敏晃が鍵を握る交流戦。 -
[野次馬ライトスタンド]
7年連続パ・リーグが優勝の交流戦。今年のテーマは「セによる打倒パ」だ!















![[フット×ブレイン] テレビ東京系列 毎週土曜よる11時5分キックオフ!](/mwimgs/f/5/280/img_f52fe5292d3cc0601bbe62e6a72f239a11685.gif)











