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気になる男、高山善廣。本業以外の近況。 

text by

門馬忠雄

門馬忠雄Tadao Monma

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posted2005/07/21 00:00

 夏の風物詩・新日本のG1クライマックスが近い。そのど真ん中に復帰か!? と取り沙汰されたノーフィアー高山善廣(38)の参戦はついになかった。湘南育ちの大男がいない夏は寂しい。

 彼のふてぶてしいキャラが受け、リングより一足先に映画、テレビで大暴れを開始。9月公開予定の『殴者』(監督・須永秀明)に出演。続いて'06年度のNHK大河ドラマ『功名が辻』(原作・司馬遼太郎、小社刊)に蜂須賀小六に扮する大役でレギュラー出演が決まっている。NHKの連ドラで名を挙げた藤原喜明、大仁田厚より異彩を放つ超大型新人の役者誕生である。芸能活動のオフィス名は『高山堂』。これって本気なの? ファンにとっては気になる話ではある。

 高山は昨年8月8日、大阪府立体育会館のG1公式戦で佐々木健介に勝利した後昏倒。緊急治療の結果、脳血栓と診断され、約2週間の入院という事故があった。幸い脳障害による後遺症は残らず、普段通りの生活を送っているが、プロレス活動は停止したまま。早いもので戦列を離れて1年だ。それにしても長すぎる。

 今年の桜の頃、筆者は専門誌のインタビューで高山本人に体調とカムバックの時期を聞いたことがあった。

 「テレビの解説席にばかり座っていられませんからね。軽いウエート・トレーニングを始めましたよ。体が動けばあとは大丈夫。夏ごろまでにね、いいチャンスがあれば、おいしいところでね……」

 と複雑な含み笑い。再起に対する本音はついに明かしてはくれなかった。

 たまたまG1出場メンバー発表とノアの7・18東京ドーム、8・4両国国技館でのWRESTLE―1旗揚げの発表が重なった。そこで活字だけが勝手に一人歩きしたように高山の復帰が具体的に囁かれ出した。高山堂の伊島良昭マネージャーは、「高山の名前が挙がっていますがどこからも正式なオファーはありません。(故障の)箇所が箇所ですからそう簡単には……」と繰り返した。「8月からドラマの撮影に入り、暮れまでは芸能活動の予定が詰まってます」とも。

 しかし、折りよく曙がプロレスに本格参戦した。高山本人がいう再起戦の「おいしい」相手は曙しか見当たらないのでは……。そんな希望がふくらむ筆者なりのノーフィアー高山の近況報告だ。

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