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華麗なるダンサー、オニールの底力。 シャキール・オニール 

text by

宮地陽子

宮地陽子Yoko Miyaji

PROFILE

posted2007/04/19 00:00

 全米で話題のテレビ番組、『ダンシング・ウィズ・ザ・スターズ』(各界の有名人が社交ダンスに挑戦するリアリティショー)に、殿堂入りした元NBA選手、クライド・ドレクスラーが出演して注目を集めている。

 長身バスケットボール選手のダンスなぞ想像できないかもしれないが、NBAの試合をよく見ると、選手たちはステップを踏んだり回転したり、2m前後の長身とは思えないほどリズム感にあふれた動きをしていて、見ようによっては試合自体が踊りのようでもある。

 マイアミ・ヒートのベテラン・センター、シャキール・オニールは214cm、147kgの巨体の持ち主だが、実はブレイクダンスが大の得意。2月のオールスター公開練習中にも東軍のチームメイトたちにダンス競争を挑み、レブロン・ジェイムスやドワイト・ハワードを相手に踊り、喝采を浴びていた。何でも、子供の頃からいつもブレイクダンスをしていたのだという。

 「僕の場合、ダンスができたからバスケットボールの足さばきもうまくできるようになった」とオニール。彼のポストでのステッププレーの秘訣はブレイクダンスにあったわけだ。

 オニールが所属するヒートは2月21日の試合で若きエース、ドウェイン・ウェイドが肩を故障、シーズン終盤の戦列離脱という危機に直面した。昨季のNBAチャンピオンながら怪我人続きで勝率5割を切るほど低迷していたヒートにとって、下手するとプレイオフ出場すら逃しかねないピンチだった。そこで“スーパーマン”、シャキール・オニールの登場である。

 「この2年くらいは二番手としてやってきたけれど、一番手が倒れてしまった今、自分ががんばるときだ」とオニール。その言葉通り、彼の活躍でヒートは2月末から9連勝してプレイオフ圏内に入り、4月3日現在、サウスイースト・ディビジョン単独首位に立っている。

 3月に35歳になったばかりのオニールは最近の活躍で気をよくしたのか、現契約が切れる3年後までは現役を続けると宣言している。引退したら、ぜひ『ダンシング・ウィズ・ザ・スターズ』に出演してほしいと思っていたのだが、どうやらまだしばらく先のことになりそうだ。

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