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フェンシング協会会長になった太田雄貴。
「東京五輪まで」に目指す改革案とは。

posted2017/11/17 11:30

 
フェンシング協会会長になった太田雄貴。「東京五輪まで」に目指す改革案とは。<Number Web> photograph by Yuki Suenaga

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石井宏美(Number編集部)

石井宏美(Number編集部)Hiromi Ishii

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Yuki Suenaga

「今、日本フェンシング協会としてどんな改革をしているのか。フェンシングのファンを1人でも増やそうと、今日は営業のつもりで来ました」

 2015年世界選手権の男子フルーレ個人で日本人選手初の金メダリストとなり、'08年北京五輪で個人、'12年ロンドン五輪では団体で銀メダルを獲得するなど、現役時代は第一人者としてフェンシング界をけん引。昨年のリオデジャネイロ五輪を最後に引退し、今年8月に日本フェンシング協会の会長に就任した太田雄貴氏が、「Number Sports Business College(NSBC)」第15回の講師だ。

 日本フェンシング協会の会長に就任した太田氏は、矢継ぎ早に改革に着手。競技人口の拡大、東京五輪の成功、財政基盤の安定、そして競技を通して、健康や喜びを社会に還元していくことを目指し、フェンシング界の発展を献身的に支えている。

国際決議の場に日本人がいることが重要。

 11月11、12日に東京・駒沢オリンピック公園総合体育館で行われた高円宮杯ワールドカップでは集客にこだわり、協力企業探しに会長自らが奔走。決勝と準決勝でLED照明を使った豪華な演出を取り入れる、世界的にもめずらしい試みも行った。

 また、日本フェンシング協会会長就任からさかのぼること9カ月前。昨年11月、国際フェンシング連盟の役員選挙に当選し、理事職にも就任。国際決定の場に日本人がいないことを問題視し、立候補したという。

「どんなにグローバルな人材が必要だといっても、国際決議の場に日本人がいなければ。現在、国際体操連盟の会長を務めている渡邊守成さんや、国際トライアスロン連合副会長の大塚眞一郎さんのように、日本人が重要なポジションに入っていくことは、どのスポーツにおいても東京オリンピック・パラリンピックに向け、非常に大切なことだと思います」

【次ページ】 国の補助金に依存しすぎず運営できるように……。

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