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西武打線、盗塁王帰還で完成形に!
金子侑司&源田壮亮、魅惑の1・2番。

posted2017/06/14 07:00

 
西武打線、盗塁王帰還で完成形に!金子侑司&源田壮亮、魅惑の1・2番。<Number Web> photograph by Kyodo News

俊足を生かし、昨季は53盗塁で自身初のタイトルを獲得した金子。辻発彦監督からの期待も大きい。

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市川忍

市川忍Shinobu Ichikawa

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Kyodo News

 金子侑司が帰ってきた。

 5月30日、交流戦の開幕日。オープン戦で左スネを痛め、戦線を離脱していた昨年のパ・リーグ盗塁王が一軍復帰を果たした。9回、ピンチヒッターで登場すると、ライオンズファンで埋まった三塁側から歓声が上がった。

「最初の打席は少し、緊張しました。最初のスタメンのときも試合前から緊張していましたけど、試合を重ねるごとに落ち着いてきて、遅れをとってしまったぶん、とにかく今、自分のやるべきことをやろう、と……」(金子)

 左足に違和感を覚えたのはオープン戦がスタートしたばかりのころだった。昨年、盗塁王タイトルを獲得したとはいえ、レギュラーの座が約束されているわけではない。春のキャンプでは目の色を変えて練習に取り組んだ。その姿勢は「今年の金子は必死さが違う」と、同じ外野手の秋山翔吾が目を見張るほどだった。

シーズン開幕直前で負った、左スネの疲労骨折。

 しかし、レギュラー定着へかける思いが悪い方へと作用する。

 辻発彦新監督を迎え、同じようにレギュラーの座を狙う田代将太郎や木村文紀もスターティングメンバーに抜擢されるようになる。外野のレギュラー争いは、より熾烈になった。勝負の年であるという金子の自覚が、ブレーキを踏むタイミングを一歩、遅らせた。痛みを堪えてオープン戦出場を続けている間に足痛が悪化すると、3月中旬の練習日、激痛が左足を襲う。

 診断結果は左スネの疲労骨折だった。

 一軍帯同のメンバーから外れ、二軍調整となった。

「悔しいという気持ちしかなかったですね。当初はもっと早く治ると思って休ませてもらったんですけど、思ったより深刻で、ずっと悶々とした日々を過ごしました。走れないのはつらかったですし、本当に早く治ってほしいという気持ちしかなかったです。去年、シーズンの最後に右の股関節を痛めて登録抹消になって、また故障離脱が続いてしまったので……」

 こう語り、表情を曇らせた。

【次ページ】 「早く故障を治して、練習を再開すれば……」

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