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非常に厄介な「肉離れ」というケガ。
大谷翔平は本当に6週間で復帰できる?

posted2017/04/28 07:00

 
非常に厄介な「肉離れ」というケガ。大谷翔平は本当に6週間で復帰できる?<Number Web> photograph by Kyodo News

4月1日の西武戦での大谷。全力疾走禁止、ベースを右足で踏むことの禁止など、より一層の注意がされたのだが……。

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鷲田康

鷲田康Yasushi Washida

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「翔平はまず身体をちゃんとさせないといけないので時間がかかる。言われているよりずっとかかると思う」

 4月23日のテレビ東京系「SPORTSウォッチャー」に出演した日本ハムの栗山英樹監督は、左太もも肉離れで登録を抹消されている大谷翔平投手の復帰に関して、当初の診断より長期離脱の可能性があることを示唆する発言をした。

 大谷は4月8日のオリックス戦で内野ゴロを放ち一塁に走りこんだ際に、左太ももの肉離れを起こし退場。大阪市内の病院で検査の結果、「左大腿二頭筋の2度の肉離れで全治4週間」の診断を受け、復帰まで6週間をメドにいまは鎌ヶ谷の二軍施設でリハビリを行っている。

 ただ、現状は軽い歩行練習程度で、まだジョギングもできていない。と、なると当初の“予定”は修正せざるを得ない状況で、それを受けて冒頭の栗山監督の発言もあったということだった。

 それぐらいに今回の大谷のケガは難しいもので、今後の復帰を考えると、改めて2つのミッションをクリアする必要を感じている。

「復帰まで6週間」という報道は本当か?

 1つは当たり前だが太ももの肉離れを完全に治す、文字どおり完治させることだ。

 実は大谷の故障で改めてスポーツ医療に携わる人々に肉離れについて取材をする機会があった。その多くの人が心配していたのは、やはり全治4週間、復帰まで6週間という報道についてだったのだ。

「ケガをした直後に2度の肉離れで『全治4週間』と球団から発表されたようですが、あの時点で正確な診断は下せないはずです」

 こう語っていたのはある球団の医療関係者だった。

【次ページ】 「肉離れ」という、実は非常に厄介なケガについて。

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