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武豊、特写撮影で垣間見えた
4000勝を積み上げた原動力とは。

posted2016/10/20 17:00

 
武豊、特写撮影で垣間見えた4000勝を積み上げた原動力とは。<Number Web> photograph by Takuya Sugiyama

2016年の武豊。1989年のNumber初表紙と同じポーズで撮影した。20歳と47歳の武豊、驚異の共演は、Number913号にて。

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Number編集部

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Takuya Sugiyama

Number913号「武豊 四千勝のすべて。」は、タイトル通り、JRA所属馬で通算4000勝という金字塔を打ち立てた武豊さんの大特集。巻頭では編集長によるロングインタビューで、30年間の歩みを振り返ってもらっている。過去最大の蹉跌、そして未来への野望まで、長時間にわたる取材にもリラックスした表情で、率直に語ってくれた。そして今回の取材では、撮影でも武さんにある特別な依頼をしてみた。果たして武さんのリアクションは――。

 武さんがJRA所属馬4000勝目を記録したのは2016年9月18日。そして、このNumber913号の発売日は10月20日。4000勝を達成したことを受けて急きょ企画した特集であり、発売日に他意はなかった。

 ところが、過去に武さんが表紙を飾ったバックナンバーを調べてみると、初登場はNumber230号。その発売日が、偶然にも1989年「10月20日」なのだ。「俺、この号コンビニで買ったのを今でも覚えてるぞ」という編集長の目が光った。

「ちょうど27年の時を経て、今の武さんに、当時20歳の武さんと同じポーズで写真を撮らせてもらったらどうだろう」――。

 これほどの長期にわたって現役として表紙に登場し続けてくれているアスリートなど他にいない。なにせ、サッカーの三浦カズさんや、野球のイチローさんよりも早く表紙に登場しているのだから。

 さらに、当時とまったく同じ体型を維持している武さんなら、まるで鏡に映したように、20歳のご自身と「共演」できるのでは。

カメラマンやデザイナーから驚嘆の声が上った!

 取材は小社で行なわれた。専属バレットさんに依頼し、4000勝を達成したメイショウの勝負服フル装備を準備のうえ、取材に同行してもらう。そして、27年前に英隆(現表記はハナブサ・リュウ)さんが撮影したカラーポジを探しだし、その撮影当時とまったく同じバック布も、カメラマンが見つけてきた。

 お膳立ては整った。武さんにコンセプトを説明し、編集長が「いかがでしょうか」と恐る恐る訊ねる。

「それ、もう、いじめですね(笑)」

 と苦笑しつつも、快諾してくれた武さん。

 勝負服に身を包んでカメラの前に立つと、47歳とは到底思えない引きしまったスタイルに、カメラマンやデザイナーからも驚嘆の声があがった。

【次ページ】 20歳の自分も今の自分も、馬に乗れる毎週末を楽しむ。

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