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バイエルンvs.ドルトムント戦後に――。
香川真司が語った“力の差”。 

text by

ミムラユウスケ

ミムラユウスケYusuke Mimura

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photograph byTadashi Shirasawa

posted2015/10/13 18:00

バイエルンvs.ドルトムント戦後に――。香川真司が語った“力の差”。<Number Web> photograph by Tadashi Shirasawa

「ミムラユウスケのブンデス日本人戦記」、配信は毎週金曜日の予定です。

ブンデスリーガで戦う日本人選手の最新事情が満載の
メルマガ「ミムラユウスケのブンデス日本人戦記」。
中身をちょっとだけ……特別にご紹介いたします!

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 ●今週の目次
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 【1】ブンデスリーガ第8節:ダルムシュタットvs.マインツ
      武藤嘉紀「ドイツに来て一番悪どい」マーカーとの闘いに……。

 【2】ブンデスリーガ第8節:ヘルタ・ベルリンvs.ハンブルガーSV(2)
      原口元気「今シーズンは4試合に1点ずつ獲っていく」

 【3】ブンデスリーガ第8節:ヘルタ・ベルリンvs.ハンブルガーSV(2)
      酒井高徳、今季リーグ戦初出場。実戦で感じた「キツさ」。

 【4】ブンデスリーガ第8節:バイエルンvs.ドルトムント
      香川真司「彼らの方が、明らかに力の差では上だったのかな」


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 【4】ブンデスリーガ第8節:バイエルンvs.ドルトムント
      香川真司「彼らの方が、明らかに力の差では上だったのかな」

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 10月4日、ドルトムントはバイエルンに乗り込んでのアウェーゲーム。ドルトムントはカウンターを狙うために2トップが極端に開く4-3-1-2と4-3-3の中間のようなポジションを採用。香川はトップ下とセンターフォワードの中間のようなポジションで先発、53分までプレーした。

 試合の詳細はすでにNumber WebにUPされていますので、それをご参照ください。

※バイエルンに大敗はむしろ好都合? ドルトムントの王座奪還は長期計画。
http://number.bunshun.jp/articles/-/824281

 結局、5-1というバイエルンの大勝で試合は終了。香川はしかし、落ち着いた様子で取材に答えていた。

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大一番で感じたのはやはり「個人の差」。

――前半戦での大一番の感想は?

「こういうゲームで失点する時間帯が悪かったですし、なかなか主導権が握れなかったので。こういう試合はホントに一つのミスだったり……。失点する時間帯も含め、相手がすごく良い時間帯に点をとったと思いますし。1-2になったあと、あと一歩というところで詰め切れなかったというのもありましたし。そういうところの個人の質の精度、高さであったり、個人的な差を感じました」

――バイエルンとやってみて、他のチームと違うところはどんなところに?

「やはり個人の差。クオリティーはやっぱり高かったですし、まあそれは言うまでもなく、わかっていたことなので。ただ、それを、どうやって戦うかという意味では、すごく期待はしてました。やはり彼らの方が、明らかに力の差では上だったのかなと思いました」

――この大敗のあとに、代表戦でリーグが中断になるのは気持ちを切り替える上では良いスケジュールだと言えそうですか?

「うん、切り替えなきゃいけないです。代表戦を挟んで、自分たちはまたやらなきゃいけないです。もちろん、悔しい完敗ですけど、リーグは続くし。やっぱり、この悔しさを次につなげるために、自分たちは練習していかなきゃいけないと思ってるんで。切り替えてやっていきます」

【次ページ】 前半最初は「良い雰囲気」だったが……。

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