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<背番号10の決意> 澤穂希 「最後のW杯にすべてをかける」 

text by

日々野真理

日々野真理Mari Hibino

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photograph byTaiji Yamazaki

posted2015/06/30 16:30

<背番号10の決意> 澤穂希 「最後のW杯にすべてをかける」<Number Web> photograph by Taiji Yamazaki
1年ぶりの復帰戦で代表通算83点目。
連覇を目指すには欠かせない存在であることを自ら証明した澤。
6度目のW杯に臨む36歳のベテランが代表への思いを率直に語る――。

なでしこジャパン、準決勝・イングランド戦を前に、
Number879号に掲載した澤選手のインタビューを一部発表致します!

 頼れる10番が、なでしこジャパンに帰ってきた。

 昨シーズン、澤穂希は5月から代表メンバーを外れていた。澤不在のなでしこも、今年3月のアルガルベ杯で9位に終わるなど、結果を残せずにいた。

 カナダW杯の最終メンバー発表で代表に復帰すると、直前の親善試合ニュージーランド戦では、決勝ゴールを決め、強烈な存在感を発揮している。

 なでしこから遠ざかっていた1年間、何を感じながら戦っていたのか――。36歳のベテランにじっくりと話を聞いた。

「もう一度、青いユニフォームにそでを」

「私にとって代表は特別な場所です。入りたいという気持ちだけでは、代表になれない。選手として常に緊張感を持ち、努力を重ねないと入れない場所なんです。

 今回、W杯の代表メンバーに選ばれて、素直に嬉しかったですね。ここ1年、代表から外れていたことで(私が入るかどうか)世間の注目も集まっていましたし、INAC神戸のチームメートたちにも応援されていました。メンバー入りが決まった時、周りのみんなが喜んでくれているのも伝わってきたので、そのことも嬉しかったですね」

――なでしこジャパンから外れていた1年間は、辛い時間でしたか?

「辛いというか、もう一度、青いユニフォームにそでを通したい、日の丸を背負って戦いたいという気持ちをずっと持っていました。外れていた時期も決して諦めていたわけではなくて、自分のコンディション、パフォーマンスが上がれば、(佐々木則夫監督に)見てもらえるチャンスはあるはずだと思っていました」

――その強さは、どこから来ているんでしょうか。

「現役でプレーしている以上、目標は常に高く持ちたいと思っています。サッカーを続けてこられたのも、みんなと世界の舞台で戦いたいというモチベーションがあったからこそ。気持ちが切れていたら、ここまでプレーできなかったと思います」

【次ページ】 「代表を外れた1年間は、私に必要だった」

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