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ドリームステージ新設はオープン化への第一歩。
~ゴルフ日本選手権、アマに門戸~ 

text by

三田村昌鳳

三田村昌鳳Shoho Mitamura

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photograph byAFLO

posted2015/04/30 10:00

2013年の日本オープン選手権を制した小林正則(右)と、ローアマに輝いた小浦和也。小浦は2014年の日本オープンでもローアマとなっている。

2013年の日本オープン選手権を制した小林正則(右)と、ローアマに輝いた小浦和也。小浦は2014年の日本オープンでもローアマとなっている。

 その年の“ゴルファー日本一”を争う日本オープン選手権に通じる一般アマチュアを対象とした予選会「ドリームステージ」が今年から新設されることになった。そもそも、ナショナルオープンは、文字通りオープン競技であるべきという議論は、以前からなされてきたことだ。

 例えば全米オープンでは、毎年8000人以上のゴルファーたちが地区予選から出場し、最終予選は米国だけでなく日本と英国でも行なわれている。プロ・アマ問わずオープンな競技であり、本選に出場するための階段を明確にして、一般ゴルファーにも門戸を開いているのだ。

 日本オープンも制度改革により、「オープン化」に向けた第一歩を踏み出したと言ってよいだろう。

 確かに昨年までも、各地区で開催される地区オープンの上位者や一次予選と最終予選を経て本選に出場できる仕組みはあった。だが、一見誰にでもチャンスがあるようで、階段は見えにくかった。

予選会に出場可能なゴルファーはなんと43万人に!

 今年5月から始まるドリームステージは、関東・東北の3会場で募集枠が計300~400名。ドリームステージから本選への出場は「1人でも出たら快挙」(戸張捷JGA常務理事)だが、夢の舞台への明確な階段がようやくできたわけである。

 また、これまでは予選会への出場資格がJGA/USGAのハンディキャップインデックス6.4以下のゴルファーと定められていたが、ドリームステージでは数値は問わず、ハンディキャップインデックスを保持するすべてのアマチュアが対象となる。

 この規定変更により、予選会に出場可能なゴルファーは昨年までの約1000名から43万人にまで膨らむことになる。事実、知人がこの話を聞いて出たいと言い出したのは、日本オープン記念バッグタグが貰えて、自分もナショナルオープンに参加したと自慢できるからという安易な動機だったりする。

 ともあれ、ナショナルオープンが誰にでも出場できるチャンスと夢を与えるという点では、いい取り組みだと思う。

 強いて言えば、本選出場人数が日没の関係で120名に制限される10月開催でなく、日照時間の長い季節に設定し、せめて144名まで増やしてほしい。

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