NumberEYESBACK NUMBER

“欧州組”全滅の危機!? CLベスト16勝負の行方。
~内田&香川、強豪撃破なるか~ 

text by

木崎伸也

木崎伸也Shinya Kizaki

PROFILE

photograph byGetty Images

posted2015/01/02 10:30

“欧州組”全滅の危機!? CLベスト16勝負の行方。~内田&香川、強豪撃破なるか~<Number Web> photograph by Getty Images

日本人として初めてCLベスト4進出を果たし、CL通算出場試合数も27(2014年現在)で首位を独走中の内田篤人。レアル越えはなるだろうか。

 もしかしたら日本人所属クラブは、ベスト16で全滅してしまうかもしれない。12月15日にチャンピオンズリーグ(CL)の決勝トーナメント1回戦の抽選が行なわれ、内田篤人のシャルケはレアル・マドリー、香川真司のドルトムントはユベントスと対戦することになった。レアル、ユベントス共にそれぞれの国で首位に立つ好調チーム。厳しい組み合わせになった。

内田はハメスを抑えてW杯の借りを返せるか。

 特に難しいのはシャルケだ。

 昨季のベスト16でもレアルと対戦しており、そのときは2戦合計2─9で惨敗した(内田は右太もものケガで欠場)。スポーツディレクターのヘルトが「最強の相手」と称えるように、クリスティアーノ・ロナウド擁する昨季のCL王者に再び粉砕される恐れがある。

 だが、チャンスはゼロではない。シャルケのディマッテオ監督は、チェルシー時代に超守備的戦術でCLを制した実績がある。今回ディマッテオは5バックを導入し、マリボル(スロベニア)に勝利してグループリーグ突破を決めた。守備を固めて第1戦を無失点で切り抜ければ、アウェーでラッキーパンチが当たってもおかしくない。内田は対面するコロンビア代表のハメス・ロドリゲスを抑えて、W杯の借りを返したいところだ。

ロイスの復帰後、香川に訪れる本当の正念場。

 一方ドルトムントは、相手がどこと言う前に、自分たちの調子が深刻な状態にある。FWレバンドフスキの放出により、前線にボールを預けることで速く攻める攻撃パターンが崩壊。クロップ監督は2トップなど他布陣を試したものの新たな方程式は見つからず、一時は国内で最下位まで順位を落とした。

 その混乱の中で、香川ももがいている。パスが来ないためにピッチを右往左往し、マンチェスター・ユナイテッドから復帰以降、公式戦の得点はわずか2。ケガ人が復帰し始めたことで選手層は厚みを持つようになっており、中盤2列目のロイスが1月に復帰すれば、香川はベンチ入りすら保証されなくなる。

 ただ、変革の痛みを伴ったことで、チームの状態は少しずつ上向いている。復帰したギュンドガンを中心に「簡単にボールを失わない」という基本に立ち返り、攻撃の緩急が戻ってきた。

【次ページ】 パリ・サンジェルマンvs.チェルシーは激戦必至の予感。

1 2 NEXT
1/2ページ
関連キーワード
内田篤人
シャルケ
香川真司
ボルシア・ドルトムント
本田圭佑
ACミラン
欧州チャンピオンズリーグ

ページトップ