NumberEYESBACK NUMBER

1月開催で春高バレーは
真の日本一決定戦に。
~1月5日、リニューアル開幕へ~ 

text by

久保大

久保大Masaru Kubo

PROFILE

photograph byRyu Makino

posted2011/01/02 08:00

1月開催で春高バレーは真の日本一決定戦に。~1月5日、リニューアル開幕へ~<Number Web> photograph by Ryu Makino

 高校バレーで最も注目を集める大会・春高が、2011年からリニューアルされ、1月5日に開幕する。

 会場が代々木第一体育館から東京体育館へ、など変更点はいくつかあるが、最も大きいのは開催が3月から1月に移ること。大会の位置づけが大きく変わることになった。

 これまで3月の春高、8月のインターハイ、10月の国体が“三冠”と呼ばれ、なかでも春高はフジテレビが全国中継することもあって、知名度は高く、大山加奈、栗原恵など多くの人気選手を生んできた。しかし、3月開催のため、出場できるのは1、2年生のみの選抜大会という位置づけだった。優勝校が、その年の最強チームなのかと言えば、疑問符がついたのは確かだ。

 バレーボールは、コートに6人が入り、3タッチ以内しか許されないスポーツである。チームの連携にはある程度時間が必要となる。

 とすれば、最後の大会だった国体優勝チームが、“最強”にふさわしいはずだが、都道府県によって、単独校で臨むところもあれば、選抜による連合チームもあるなど、取り組みに差があり、評価が難しかった。

高校生として最高レベルのチームを1月に見られることに。

 '09年、女子の三冠を達成した東九州龍谷(東龍、とうりゅう)が、そのまま12月の皇后杯に挑み、NEC、パイオニアのV・プレミアリーグ勢を連破し大きな話題になった。ただ、関係者の間では、三冠を達成するようなチームであれば、成熟度を増す冬には、Vリーグの下位と互角に戦えるレベルの実力をつけることは、練習試合などを通じて知られていた。

 今回のリニューアルで、インターハイ、国体、春高という順番になり、高校生として最高レベルのチームを1月に見られることになった。事実、新春高は真の日本一決定戦にふさわしい大会になるだろう。

 '10年3月の旧春高を制し春高三連覇を達成した東龍と、インターハイ、国体を優勝した古川学園の二強が、順当にいけば決勝で激突するのだ。

 1、2年生で臨む旧春高は、成熟の早いチームが有利とされてきた。一般的に身長の高い選手は、守備面の強化に時間がかかる。身長は低くても、テクニックのある選手で構成した方が、チームの完成は早くなる。

【次ページ】 全日本ジュニア・小川良樹監督が語る新春高のメリット。

<< BACK 1 2 NEXT >>
1/2ページ
関連キーワード
春高バレー

ページトップ