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秋山準が3冠タイトル挑戦。
“大型対決”に高まる期待。
~6.30、全日・諏訪魔と激突~ 

text by

門馬忠雄

門馬忠雄Tadao Monma

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photograph byNIKKAN SPORTS

posted2013/05/11 08:00

秋山準が3冠タイトル挑戦。“大型対決”に高まる期待。~6.30、全日・諏訪魔と激突~<Number Web> photograph by NIKKAN SPORTS

 全日本プロレス“春の本場所”チャンピオン・カーニバルを制したのはバーニングのリーダー・秋山準だった。

 4月29日、東京・後楽園ホール。青春の忘れ物(大トロフィー)を手にした秋山は、5月11日に日本武道館で行なわれる小橋建太の引退記念試合を意識して、「こうしてバーニングの仲間とベルトを巻いて、鉄人の前に立てるのが最高にうれしい」と語った。ノアを退団して約4カ月。世界タッグ王座のパートナー・潮崎豪、世界ジュニアヘビー級王者・金丸義信、アジアタッグ王者チームの青木篤志と鈴木鼓太郎に囲まれ、喜色満面の勝利インタビューだった。

 最終日の準決勝は、KAIvs.潮崎と真田聖也vs.秋山の2試合。中心となるべき3冠ヘビー級王者・諏訪魔の絡まぬカードでは、正直面白味がないと考えていた。ところが、いざゴングが鳴ると、驚くほど猛烈ファイトの連続なのだ。超満員のホールは沸きに沸いた。

 準決で真田に、決勝でKAIに当たった秋山は、得意技リストクラッチ式エクスプロイダー(片腕式変型裏投げ)で2人をことごとく潰した。「トップを狙うのは楽じゃないぞ。締めの試合はこうやるのだ」と次期エース候補らにメインイベンターの厳しさをたっぷり叩き込んだ。

 その29歳のホープ・KAIは、ヘビー級に転向したばかり。準決では潮崎の逆水平チョップに胸の筋肉を裂かれるなど、1日で1年分の荒修行を経験した。

王者の小型化が目立つ中、久々にボリューム感のあるタイトル戦。

 6月30日、バーニング軍団は両国国技館のど真ん中に立つ。初制覇を果たした秋山は、リングに乗り込んできた諏訪魔に対し、「PWFのベルトを磨いておけ!」と挑戦を表明。「諏訪魔vs.秋山」という、いま現在の全日本が提供できる最高の3冠争いが実現することになった。

 時代の趨勢なのか、昨今は、前3冠ヘビー級王者・船木誠勝やノアのGHCヘビー級王者・KENTAなどヘビー級プロレスラーの小型化が目立っていた。

 ボリューム感のあるヘビー級タイトル・マッチを待望していたところだ。タイミングよく期待のカードが決まった。

 両雄ともに188cm。久しぶりに見るスーパーヘビー級の激突である。新日本の黄金カードである棚橋弘至×オカダ・カズチカ戦を凌駕するぐらいのファイトを見せてほしい。

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