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キック界の活性化を見据えた、
GLORYの次なる展開。
~3・10開催「JAPAN」が持つ意義~ 

text by

布施鋼治

布施鋼治Koji Fuse

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photograph byKoji Fuse

posted2013/03/01 06:00

記者会見では、JAPAN SLAMの優勝賞金は2万ドル(約186万円)と発表された。

記者会見では、JAPAN SLAMの優勝賞金は2万ドル(約186万円)と発表された。

 立ち技の頂きにたつGLORY。先日「Road to GLORY JAPAN」(3月10日・ディファ有明)の開催が発表された。目玉は国内の主要団体の王者やトップクラスが一堂に会した「JAPAN 65kgSLAM」だ。

 かつて日本のキックボクシング界にはK-1JAPANで活躍すれば、K-1世界大会に出場できるというステップがあった。その役目を今後はGLORYが担う。この8人制で行なわれるワンデートーナメントで優勝すれば、5月3日に有明コロシアムで開催される「GLORY8 65kg世界トーナメント」への出場切符を手にすることができる。

 1月30日、都内で行なわれた記者会見にはGLORYスポーツインターナショナルのマーカス・ルアーCEOとともに6名の出場選手が出席し、トーナメント組み合わせの公開抽選を行なった。

 優勝候補の野杁(のいり)正明は1回戦でHIROYAと激突する。ともにK-1甲子園出身で、現在はKrushを主戦場にしているという共通項がある。野杁に連敗中のHIROYAは雪辱に燃えていた。

「お互い手の内は知っているので、今回は新たな自分で勝ちたい」

世界への階段を作ったことが、選手には大きなモチベーションに。

 もう一方のブロックはREBELSやRISEなど4団体の代表がひしめき合う激戦区。誰が勝ち上がってくるかは予想しづらい。MA日本キック代表で、ネパール人初のキックボクシング王者として母国では有名人のモハン・ドラゴンは「僕はGLORYの王者になるために出る。世界を目指しています」と意識の高さをアピールした。GLORYが世界への階段を作ったことで、選手のモチベーションはいやがうえにも高まっている。

 今後、国内では世界大会と「Road to GLORY」はセットで開催される。5月3日大会の第一部では85kg級日本トーナメント、9月に都内で開催予定の85kg級世界トーナメントの第一部では70kg級日本トーナメントが行なわれる計画だ。会見後、マーカスCEOは12月のビッグマッチについても言及した。

「12月は今年も大晦日にヘビー級のGRAND SLAM(16人制の世界トーナメント)を行なう可能性が高い。前回大会後は、ツイッターによるトピックでGLORYが世界1位になったんですよ」

 次世代のスターはGLORYが作る。

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