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<山登り> ギリギリボーイズ天野和明さんにギリギリじゃない富士登山の楽しみ方を聞いた。 

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吉崎エイジーニョ

吉崎エイジーニョ“Eijinho”Yoshizaki

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posted2011/09/09 06:00

<山登り> ギリギリボーイズ天野和明さんにギリギリじゃない富士登山の楽しみ方を聞いた。<Number Web> photograph by Sports Graphic Number
Doスポーツの第一人者に話を聞き、体を動かす楽しさを伝えるこの連載。
今回は、険しい山を最小限の装備で登るアルパインクライマーの天野さんに直撃!
天野さんは最も優れた山岳登はんに贈られる「ピオレ・ドール」を'09年受賞

 あー、海に行けず、花火も行けず、スイカも食ってねぇ。ひたすら暑さに耐えるだけの日々だ。アラフォー&彼女なし、悲惨な夏を過ごしています。

 それじゃいかん! というワケでドロドロ生活からの脱出を目指す。日本最高峰の富士山で気合を入れなおすことにしたぜ! 九州人のオレは18歳の大学受験時まで富士山を見たことすらなかった。36歳でDoスポーツに出会い、この夏初めて登ることを思い立ったのだ。

 で、今回も猛烈な指南役にご登場いただく!! 今、世界から注目される日本人クライマー集団の存在をご存知だろうか?

 その名も「ギリギリボーイズ」。スタイルは「険しい高峰を最小限の装備で登る」というアルパインクライミング。

 登る前は常に「生きて帰る」と固く決意をするほどのギリギリっぷり。「前人未踏の山頂まで、一直線のルートを探す」というマニアックな集団だ。

夜に富士登山者が行列を作る姿は、“巡礼”や“お祭り”のよう。

 今回はそのメンバーで、ICI石井スポーツで働きつつ、富士登山ツアーガイドも務める天野和明さんに話を聞いた。

おススメの靴を履いて登ってみると、驚くほど歩き心地が違ったようである

――世界中の山々をご覧になった方から見た富士山の魅力って何ですか?

「富士山はそれ自体が一つのジャンルなんです。世界から年間30万人が訪れ、自然を楽しむには人が多い。でも夜に登山者が行列を作る姿は、“巡礼”や“お祭り”のようで、風情があるんですよ」

――え? 夜に行くんですか?

「夜に中腹の小屋に着き、仮眠後、日の出を山頂で見るため夜に登る方が多い。これも富士山ならではの風景です」

【次ページ】 体力は男性が有利だが、女性の忍耐力が登山では効く。

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