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“野球DJ”が名曲、珍曲をご紹介。
「プロ野球 音の球宴」へようこそ。 

text by

村瀬秀信

村瀬秀信Hidenobu Murase

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posted2011/08/03 12:20

“野球DJ”が名曲、珍曲をご紹介。「プロ野球 音の球宴」へようこそ。<Number Web> photograph by Sports Graphic Number

ファンタスティック・ピッチング・マシーン中嶋氏(写真左)とヨシノビズム氏。両者ともに熱狂的な日本ハムのファンですが、イベントでは様々な球団の曲がかかります

 今年のオールスターはQVCマリンでの第2戦を観戦してきた。毎年、はじまる前はペナントに傾倒し過ぎて(もしくは終戦していて)、オールスターというものをあまり浮かれた気分で迎えるなんてことはないのだが、いざはじまってみれば、年に一度の夢の球宴はやはり面白い。

 ホームラン狙いの打者に真っ向勝負を挑む投手なんてグラウンドの対決ももちろん素晴らしいが、個人的にはあの独特の球場の雰囲気がたまらない。

 12球団の選手にファン、マスコットが集まり、普段は敵チームである選手の応援歌を口ずさむ。特にイニング前にパ・リーグ6球団で歌うパ・リーグ連盟歌「白いボールのファンタジー」の一体感には、プロ野球が持つ力とファンの思いが詰め込まれているような気がして、いつも自然と涙腺が緩んでしまう。

 そんなチームの垣根を越えて野球ファンが一体になれるあの愛しい空気は、また来年の夏までお預けである。

 しかし、あのオールスターの空気感を、規模は小さいながらも体感できる場所が世の中には存在する。

 知る人ぞ知る、野球と音楽の祭典。「プロ野球 音の球宴」である。

今週末8月6日“ハムの日”に開催されるビッグイベント!?

 今から14年前の'97年に“野球DJ”と称する日ハム馬鹿2人、ファンタスティック・ピッチング・マシーン中嶋(以下FPM中嶋)氏とヨシノビズム氏の手によって産声をあげたこのイベントが、今週末8月6日の“ハムの日”に開催されるというのだ。

 これまで“野球音楽マニア”というごくごく局地的なファンの間で細々とやってきた“音球”ではあるが、今年に入ってから、「タモリ倶楽部」や公共放送に取り上げられるなど、にわかに注目を集め出すと、かつて「歌が上手い職業といえば相撲取りとプロ野球選手」であり、「野球選手が歌を歌っていたのが当たり前」であり、「引退後はムード歌謡に転身する」のも珍しくなかった時代を知らない若い野球ファンからも支持を得るようになっているのだとか。

【次ページ】 スター選手、監督、審判……の香ばしい名曲の数々。

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