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浅尾ペアの真の実力は? ビーチの最新勢力地図。 浅尾美和 

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宮崎恵理

宮崎恵理Eri Miyazaki

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photograph byRyu Makino

posted2007/05/31 00:00

浅尾ペアの真の実力は? ビーチの最新勢力地図。 浅尾美和<Number Web> photograph by Ryu Makino

 浅尾美和フィーバーで、注目度が高まっているビーチバレー。国内では4月からJBVツアーが始まり、昨年のアジア大会銀メダルの田中姿子・小泉栄子組(ともにフリー)が開幕戦を制した。ちなみに浅尾・西堀健実組(ともにケイブロス)は準決勝で田中・小泉組と対戦し敗退、ベスト4にとどまった。

 ビーチバレーは、5月から約半年間ワールドツアーが開催される。今季は女子18戦、男子19戦。オリンピック出場は今季から直前の'08年7月20日までに出場したワールドツアーのうち、成績のいい8試合の獲得ポイントの合計によって決まる。オリンピックに出場できるのは、開催国の中国(最大3チーム)を含む24チーム。1カ国で出場できるのは最大2チームまで。ブラジル、アメリカなど上位に何組もがひしめく強豪国は2チームにしぼられ、さらに5大陸から最低1チーム出場という条件もある。実際にはランキング30位以内であれば、北京への射程圏内と言えるだろう。

 日本の現状は、'06年の最終ランキングで田中・小泉組が35位、浅尾・西堀組は72位。シドニーオリンピックで4位となった佐伯美香(ダイキ)とアテネオリンピック出場経験のある楠原千秋(湘南ベルマーレ)組は、昨年シーズン途中で新たに組んだペアのため、62位で今季スタートした。

 そのワールドツアーは5月2日から中国・上海で第1戦が開幕。田中・小泉組は予選3回戦で敗退し、佐伯・楠原組は13位と健闘した。一方、この2ペア不在で行なわれたJBVツアー第2戦・お台場大会では、ヒョウ柄のビーチウェアで人気急上昇中の浦田聖子・鈴木洋美(ともにレオパレス・ウィンズ)組が、準決勝で浅尾・西堀組をストレートで降した勢いに乗って、ペア初の国内優勝を果たした。浦田・鈴木組は、ブラジル人コーチによる指導のもと、充実の練習環境でメキメキ力をつけている。

 今まさにスタートした、日本女子の北京への切符争奪戦は、熟達したベテランの田中・小泉組、佐伯・楠原組を、若さと勢いのある浅尾・西堀組、浦田・鈴木組が追い上げるという構図だ。それにしても、浅尾・西堀組が逃した途端、潮が引くように報道陣が去っていった、なんてことになりませんように。

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