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'05年のPRIDEは、夢いっぱいの二本立て。 

text by

布施鋼治

布施鋼治Koji Fuse

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photograph bySusumu Nagao

posted2005/02/17 00:00

'05年のPRIDEは、夢いっぱいの二本立て。<Number Web> photograph by Susumu Nagao

 '05年のPRIDEナンバーシリーズの全貌が明らかになってきた。上半期は二本立て。ひとつは4月下旬に大阪で開幕する16名参加のミドル級グランプリだ。PRIDEに参戦以来、連勝街道を突っ走っていたヴァンダレイ・シウバ(ブラジル)は昨年大晦日の男祭りでマーク・ハント(ニュージーランド)に判定負け。無敗記録は19でストップしたが、ハントはスーパーヘビー級の戦士。シウバは同じ階級の選手に黒星を喫したわけではない。一昨年のミドル級GP同様、今回もシウバ以外の出場選手の合言葉は「ストップ・ザ・シウバ」になるだろう。

 もっとも追われる立場のシウバは満身創痍の状態。ケガの回復具合によっては6月開催の2回戦から出場することになるかもしれない。そんなシウバに代わって1回戦の主役に躍り出そうなのは、このところPRIDEで4連勝と好調のダン・ヘンダーソン(アメリカ)やシウバへの雪辱に燃えるクイントン“ランペイジ”ジャクソン(アメリカ)だ。

 さらに“総合格闘技のメジャーリーグ”UFCや、今年からPRIDEと正式に提携した国際レスリング連盟からも代表が送り込まれる見込み。すでに出場が内定している吉田秀彦(吉田道場)や桜庭和志(高田道場)ら日本代表が活躍できる保証はどこにもない。

 もうひとつの軸はエメリヤーエンコ・ヒョードル(ロシア)にミルコ・クロコップ(クロアチア)が挑戦するPRIDEヘビー級タイトルマッチだ。ただ、この夢の対決はそれまでにミルコが順調に勝星を積み重ねたらという条件付き。昨年のヘビー級GP同様、途中でケビン・ランデルマン(アメリカ)のような伏兵に足をすくわれるようだと、全て御破算になってしまう。念願の王座挑戦に駒を進めるためには、まずPRIDE29(2月20日・さいたま)で組まれた“ランデルマンの兄貴分”マーク・コールマン(アメリカ)との一騎討ちをクリアしないといけない。

 ヘビー級で台風の目になってきそうなのは、昨年のGPベスト4のセルゲイ・ハリトーノフ(ロシア)。半年間の充電期間を経て、PRIDE29では韓国の実力者チェ・ム・ベと激突する。個人的に一番観てみたいのはミルコ対ハリトーノフ。ミルコ対ハントもいいなぁ。最近のPRIDEは観る者のイマジネーションを最大限に膨らませてくれる。

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