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晩節をまっとうした川相昌弘の幸せ。 

text by

永谷脩

永谷脩Osamu Nagatani

PROFILE

photograph byKoji Asakura

posted2006/11/09 00:00

晩節をまっとうした川相昌弘の幸せ。<Number Web> photograph by Koji Asakura

 中日の本拠地・ナゴヤドームの駐車場。日本シリーズ中、6人の家族を乗せて大型のワゴン車で帰宅する川相昌弘の姿が見られた。

 「日本一を置き土産に有終の美を飾れたら、最高の野球人生だね」と語っていた川相が、今季限りの引退を決意したのはシーズン途中である。自分と似たようなタイプの奈良原浩が日本ハムから加入したこともあり、夏を迎える前に出番は減った。「優勝争いの中に身を置けなくなったら、役目は終わり」という潔い男の決断。本拠地最終戦となった10月15日の横浜戦で送りバントを決め、自身の持つ犠打世界記録を533に延ばし、花道を飾った。

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