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「3強」は青学大、神奈川大、東海大だが……。
今季の箱根駅伝は、どの大学も面白い!

posted2017/11/09 11:00

 
「3強」は青学大、神奈川大、東海大だが……。今季の箱根駅伝は、どの大学も面白い!<Number Web> photograph by Kyodo News

全日本で優勝した神奈川大のアンカー・鈴木健吾は、昨季は箱根の2区で区間賞だった。

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生島淳

生島淳Jun Ikushima

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 11月5日に行われた全日本大学駅伝のゴール地点。3位に終わった青学大の原晋監督は悔しさをにじませながら、箱根駅伝への見通しを話していた。

「てっきり、今回の箱根駅伝はウチと東海大の一騎打ちかと思っていたら、神奈川大は強いね。箱根の1区から3区までの経験者がそのまま残っているし、ミスをしてたら逃げられてしまいますよ」

 2018年の箱根駅伝は、4連覇を目指す青学大と、出雲駅伝の優勝校、東海大の両雄の激突になる――。そう予想する関係者が多かったのだが、全日本大学駅伝を20年ぶりに制した神奈川大の力は青学大、東海大に匹敵することが明らかになった。

 今季の箱根駅伝は、この「3強」を軸に展開することになるだろう。

「箱根駅伝はスクールカラーを反映する」

 面白いのは、3校の色合いが異なっていること。全日本で一気に注目度を上げた神奈川大は、前回の箱根駅伝「花の2区」で区間賞を獲得した鈴木健吾がいるものの、基本的には堅実な選手が多い。大後栄治監督は、

「箱根駅伝というのは、不思議なものでスクールカラーを反映するんです。青学大は華やかですし、早大は卒業生の瀬古(利彦)さんや、東京オリンピックを狙っている大迫(傑)君のような世代を代表するスターが生まれてくる。ウチは、地道に真面目な選手が多いんです」

 と話すように、堅実な走りが特徴。

 4連覇を目指す青学大は、今年も学生界を代表するランナーが揃っている。4年生には田村和希、下田裕太という箱根駅伝の区間賞獲得者が顔を揃えている。彼らはチームとして箱根駅伝で一度も負けていないのも強みだ。ただし、原監督は、

「今年は一度も、エースが揃って活躍したことがないんです。エースがエースらしい働きをすることが優勝への絶対条件です」

 とエース格の選手たちの奮起を期待している。

【次ページ】 青学大と神奈川大が有利で東海大が追う。

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