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ブンデスのスポンサー戦線に異常が!?
18クラブのメイン企業を総チェック。

posted2017/07/09 09:00

 
ブンデスのスポンサー戦線に異常が!?18クラブのメイン企業を総チェック。<Number Web> photograph by AFLO

バイエルン・ミュンヘンの胸には、燦然と「T」のマークが輝いている。IT時代の象徴的なクラブの1つと言えるだろう。

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遠藤孝輔

遠藤孝輔Kosuke Endo

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 新たなシーズンが到来した。6月26日にチーム練習初日を迎えたハノーファーを筆頭に、ブンデスリーガの各クラブが続々と始動。アジアツアーを敢行するバイエルン、ドルトムント、シャルケ、アメリカ遠征を控えるフランクフルトを除く14チームは、ドイツ国内もしくは隣国のオーストリアやスイスで調整を重ねていくことになる。

 移籍市場におけるドイツ勢の動きも本格化している。すでにバイエルンは1億ユーロ弱、ドルトムントは5000万ユーロ弱の補強費をマーケットに投下。新シーズンに向けた陣容強化に努めている。7月4日時点で新戦力を獲得していないのはフライブルクだけだ。

 そのフライブルクは、ブンデスリーガの中でも特に資金力に乏しいクラブの1つ。例えば、胸スポンサーの『シュバルツバルドミルヒ』から得ている契約料はリーグ最少の300万ユーロで、『テレコム』から同3500万ユーロを貰っているバイエルンの10分の1にも満たない。

 今季はヨーロッパリーグ出場に伴う収入増を見込める――ただし、予選プレーオフを勝ち抜けば――が、フライブルクが“持たざるクラブ”なのは否定しようがない。

 一方で、潤沢な資金力を誇るのがバイエルンであり、クラブ史上初のトップリーグ参戦年にCL出場権を勝ち取ったRBライプツィヒだ。年間予算の大きさはドルトムントやシャルケに見劣りするものの、欧州最大手のソフトウェア企業『SAP』を後ろ盾に持つホッフェンハイムもカネに困らないクラブと言える。

 以下に記したのは、ブンデスリーガ18クラブのメインスポンサーとその契約料だ。リサーチ会社『Nielsen Sports』によると、年間スポンサー料の総額は昨シーズン比でプラス600万ユーロ、1億8800万ユーロに達するという。

<バイエルン>

ドイツ・テレコム(情報通信)
年間スポンサー料:3500万ユーロ 契約満了:2023年

 2002年から『アディダス』や『アウディ』と並ぶメインスポンサーとして、ドイツの盟主をサポートしている。資金を提供しているだけではない。アリアンツ・アレナに940本のWi-Fiアンテナ、758のテレビ画面を設置するなど、バイエルンが「世界一モダンなマルチメディアスタジアム」と喧伝する本拠地の近代化に貢献を果たしている。

<RBライプツィヒ>

レッドブル(清涼飲料)
年間スポンサー料:900万ユーロ 契約満了:-

 創設8年にしてチャンピオンズリーグ出場権を勝ち取ったクラブを支えるのは、オーストリア、アメリカ、ブラジル、ガーナでサッカークラブを保有する飲料メーカーのレッドブル社。クラブ名に冠しているRBは「RasenBallsport(芝生の球技)」という造語だが、レッドブルのイニシャルを連想させるのは言うまでもない。

【次ページ】 ドルトムントは化学、ホッフェンハイムはIT。

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