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リオ五輪ロスからどう立ち直る?
新なでしこ、新たな船出の北欧遠征。

posted2016/07/21 17:00

 
リオ五輪ロスからどう立ち直る?新なでしこ、新たな船出の北欧遠征。<Number Web> photograph by Mari Hibino

スウェーデンの広大な空の下、練習に汗を流した横山久美と永里優季。新チームの核となれるか?

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日々野真理

日々野真理Mari Hibino

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Mari Hibino

 スウェーデンの南東、バルト海に面した街、カルマルでチーム強化のための遠征を行っている新生なでしこジャパン。7月21日(日本時間午後11時キックオフ)には、オリンピックを目前に控えたスウェーデン代表との親善試合が行われる。

 この春、なでしこジャパンがアジア最終予選で敗退し、リオ五輪行きを逃したことは日本中に大きな衝撃を与えた。

「ここから何を目指せばいいのか……」

 失ったものの大きさに、直後にはそんな言葉を発する選手もいたほど。

 2011年のワールドカップ優勝から、世界大会で3大会連続ファイナリストとなった実力は今も健在だが、他国の進化のスピードに比べ、チーム作りの点で後れをとっていたことも事実。

 五輪予選後、2008年から8年間続いてきた佐々木則夫体制が終わり、生まれかわるべくチームを託されたのは、女子サッカー界のレジェンドの1人、高倉麻子新監督。

 そのサポートをするのが、代表でも長年キャプテンをつとめていた大部由美コーチ。

 2014年のU-17女子ワールドカップにおいて、指導者として世界を制した2人がチームを率いることとなった。

高倉監督体制になって大きく変わったメンバー選考。

 高倉監督体制になり、まず注目が集まったのは、そのメンバー選考だった。

 6月に行われたアメリカ遠征、今回のスウェーデン遠征ともに最年長が、阪口夢穂と永里優季、有吉佐織といった1987年生まれの今年で29歳になる選手たち。そのほか、宇津木瑠美、熊谷紗希など、おなじみのメンバーに加えて、多くの新戦力、若手選手が招集された。海外組、なでしこリーグ1部の選手のみならず、2部の選手たちにもチャンスが与えられた。

 積極的な新戦力発掘に加え、高倉流のチームマネジメントともいえるのが、キャプテン選考について――。

 ここまで2試合を経て、高倉監督は、まだキャプテンを固定していない。

「今すぐに誰というのではなく、チームを作っていく中、選手と接する中で慎重にやっていきたい。遠征、合宿を繰り返しながら、ゆっくり決めていきたいなと思います。今は、みんながチームを引っ張っていく気持ちでやってほしい」と、選手一人一人に、代表で中心選手としてやっていくんだという姿勢を促している。

 そんな中、高倉監督からアメリカ遠征での初戦のキャプテンに指名され、リーダーシップを期待されているのが、このチームの主軸でもある永里優季である。

【次ページ】 ベテランとしての永里優季は、何を思う?

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