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世界アマ選手権で見えたリオ&東京五輪への課題。
~10代のゴルファー強化育成を~ 

text by

三田村昌鳳

三田村昌鳳Shoho Mitamura

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photograph byNIKKAN SPORTS

posted2014/09/23 10:30

世界アマ最終日、スコアを伸ばせず涙する勝みなみ。アジア大会に雪辱を期す。

世界アマ最終日、スコアを伸ばせず涙する勝みなみ。アジア大会に雪辱を期す。

 1962年以来、52年ぶりの日本開催となった世界アマチュアゴルフチーム選手権が軽井沢で開催された。

 女子の部で期待された日本チームは、日本アマチュアランキング上位3人である勝みなみ(16歳)、松原由美(15歳)、岡山絵理(18歳)の若い編成で臨んだ。

 3名のスコアのうち上位2名の合計スコアを採用して順位を決めるこの大会、日本チームは2日目に2打差の2位につけて健闘したものの、最終的には首位と15打差の8位に終わった。

1位 オーストラリア
2位 カナダ
3位 韓国

 結果的には戦前の予想通り、実力のある国が力量を発揮したという印象だ。ホスト国である日本の8位という順位は残念ではあるが、現在の世界の中での立ち位置を示していると思う。

 と同時に、ゴルフが正式種目となる2016年のリオ五輪、そして2020年の東京五輪までに改善しなければならない課題が鮮明に見えてきたことも確かである。

将来の原石であるアマチュアの強化の重要性を示唆。

 例えば、中国はゴルフがオリンピック種目に決まった途端に、オーストラリアからコーチを招聘した。また、フランスは、数年前までは米国の大学にゴルフ留学していた選手が一桁だったが、現在は66名にも上るという。

 アマチュア選手の強化のために、ゴルフ協会のみならず、国をあげてバックアップしているところも多い。

 というのもアマチュアは将来の原石でもあるからだ。事実、今大会を見た岡本綾子は「このまま米女子ツアーに出ても、かなりの成績をあげられる選手が多い」と言っていた。

 確かに、日本でも宮里藍、宮里美香、松山英樹などは世界アマに出場した後にプロ転向して世界で活躍した好例だ。

 ともするとプロ選手の活躍や強化にのみ目を奪われがちだ。だが、2年後、6年後のオリンピックを見据えた場合、今回の世界アマに出場したような10代のアマ選手が、これからの主役になるだろう。

 本気でオリンピックのメダルを狙うためには、長期的な選手強化のプランを描き、準備していくことが大きなテーマ。 

 世界アマはその重要性を示唆していたと思う。

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