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今季CLベスト16の鍵は
再戦&リベンジ。
~レアル、昨年の雪辱はなるか?~ 

text by

豊福晋

豊福晋Shin Toyofuku

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photograph byMarcaMedia/AFLO

posted2011/01/23 08:00

今季CLベスト16の鍵は再戦&リベンジ。~レアル、昨年の雪辱はなるか?~<Number Web> photograph by MarcaMedia/AFLO

 2月15日に決勝トーナメントが始まるチャンピオンズリーグ。ベスト16のテーマは「再戦」だ。

 筆頭に挙げられるのは、昨季の決勝の再現となるバイエルン対インテルのカードだ。決勝ではモウリーニョ率いるインテルがミリートの2得点で優勝を決めたが、今季は共に国内リーグでは低迷中。ウインターブレイクの時点で首位に勝ち点10以上の大差をつけられており、早くも照準をCLに絞りつつある。

 王者インテルは12月にベニテスを解任し、後任に元ミラン監督のレオナルドを抜擢。好調エトーに加え、昨季優勝の立役者ミリートとスナイデルをどう復活させるか、新指揮官の手腕にも注目が集まる。

 全8カードの中で、最も攻撃的でスペクタクルな内容となりそうなバルセロナ対アーセナルも、昨季のベスト8の再戦だ。両者は'06年の決勝でも対戦するなど、CLの舞台ではおなじみの対戦になりつつある。

 前回はバルセロナがメッシの4得点で勝利したように、最大のポイントは、「メッシをどう抑えるか」。

2季連続ベスト16敗退のレアルがリベンジにかける思い。

決勝T1回戦の1stレグは2月15~23日、2ndレグは3月8~16日

 ナスリ、セスク、ウィルシャーら活きのいい若手が躍動するアーセナルの持ち味はテクニックを重視した攻撃にある。しかし昨季を上回る得点力を誇るバルセロナに正面からぶつかる危険性はクラシコで0-5で敗れたレアル・マドリーが証明済み。

 モウリーニョのインテルのような守備的なアプローチが対バルサにおける最善策とされるが、攻撃と美を追求するベンゲルがそこをどう捉えるか。「メッシはまるでプレイステーションのようだった」と脱帽したベンゲルの采配も鍵を握る。

 再戦でのリベンジにかける思いが最も強いのは、昨季リヨンに敗れ6季連続のベスト16敗退となったレアル・マドリーかもしれない。昨季はその敗戦が結果的にペジェグリーニ監督の解任につながるなど、傷跡は大きかった。

 イグアインの負傷離脱は痛いが、心強いのはリーガ得点ランキングトップと好調のロナウドの得点力。手術後のリハビリを終え、1月に復帰したカカの存在も大きい。「カカの復帰が今冬最大の補強だ」と語るモウリーニョにとって大きな後押しとなるだろう。

【次ページ】 内田篤人が所属するシャルケも虎視眈々と上位を狙う。

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