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町田樹、20年目のシーズン集大成。
ソチの悔いと進化を世界選手権で。 

text by

松原孝臣

松原孝臣Takaomi Matsubara

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photograph bySunao Noto/JMPA

posted2014/03/24 10:30

町田樹、20年目のシーズン集大成。ソチの悔いと進化を世界選手権で。<Number Web> photograph by Sunao Noto/JMPA

町田樹は、ソチでは5位という結果に。1.68点という3位との点差は、4回転ではなくとも、いつもなら跳べる3回転をもう1つ成功させていればひっくり返る差だった。

スケートを始めて20年、節目のシーズン。

 3月26日、さいたまスーパーアリーナで世界選手権が開幕する。

 昨シーズンの失敗から1年を経て、オリンピックに続き初めて出場することになった大会だ。

 大会を前にした3月9日、24歳の誕生日を迎えた。

 昨春、町田は23歳で迎えるオリンピックのシーズンを、「3歳からスケートを始めて20周年を迎えましたから、節目のシーズンです」と位置づけていた。

 今シーズンを締めくくる世界選手権は、24歳となって初めて臨む大会でもある。それは新たな1年への、これからへ向けての一歩とも言える。

 試合が終わっても消えなかったやるせなさを抱えることになったソチ五輪のあとに迎える世界選手権は、その感情をぶつける、悔しさを晴らす場である。

 そして、町田樹が未来へと踏み出す場でもある。

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