詳説日本野球研究BACK NUMBER

今季ドラフトは“斎藤・澤村世代”だ!
中大エース・澤村拓一という逸材。 

text by

小関順二

小関順二Junji Koseki

PROFILE

photograph byNIKKAN SPORTS

posted2010/10/08 10:30

今季ドラフトは“斎藤・澤村世代”だ!中大エース・澤村拓一という逸材。<Number Web> photograph by NIKKAN SPORTS

10月1日の国士舘大戦、澤村はストレートの最速156キロをマークし、被安打8で亜大戦に続き2試合連続完封を飾る

 2005年の7月10日から25日までの16日間、現在プロ野球で活躍する15人の高校球児のプレーを各地の球場で見た。

 以下、その選手たちの名前と、当時守っていたポジションを紹介する。

    戸村健次(立教新座→立大→楽天)投手
    村中恭兵(東海大甲府→ヤクルト)投手
    相沢寿聡(太田市商→広島)投手
    細谷圭(太田市商→ロッテ)遊撃手
    増渕竜義(鷲宮2年→ヤクルト)投手
    高浜卓也(横浜1年→阪神)遊撃手
    福田永将(横浜2年→中日)捕手
    高森勇気(中京2年→横浜)捕手
    片山博視(報徳学園→楽天)投手
    前田健太(PL学園2年→広島)投手
    鶴直人(近大付→阪神)投手
    岡田貴弘(履正社→オリックス)外野手 ※現在のT-岡田
    土井健大(履正社2年→オリックス)捕手
    中田翔(大阪桐蔭1年→日本ハム)投手
    平田良介(大阪桐蔭→中日)外野手

高校時代の澤村は「球筋は『重い』というより『強い』」。

 まだプロではないので名前はないが、当時佐野日大高の2年生だった澤村拓一(佐野日大→中大)もこの期間に見た選手だ。どういう投手だったのか、当時の観戦ノートから抜粋してみよう(7月11日 佐野日大対国学院栃木戦)。

「『MAXは143キロ、でも今は出せない』と関係者らしき人(佐野日大のユニホームと帽子を着用)が教えてくれる。試合前に相撲のしこ踏み。ヒジを内側から回してバックスイング。ヒジのたたみが早く、左肩の開きは抑えられている。カーブ縦割れで落差大きい。ヒジ使いに柔らかさ出れば文句なし。ストレートは外角に流れ気味。その球筋は『重い』というより『強い』。きれいな球筋で、体がきちんと前に向かえばコントロールに狂いはないが、時々一塁側に流れる」

 ヒジの使い方にやや硬さが見られるが、投球フォームに特別悪いところは見受けられない、そういう寸評である。ちなみに、私にとって観戦ノートは最も重要な資料なので、自分に都合のいい書き換えや評価の改竄はしない。

【次ページ】 高校時代は凄さと脆さが同居していた澤村。

<< BACK 1 2 3 NEXT >>
1/3ページ
関連キーワード
澤村拓一
ドラフト会議

ページトップ