ヤクルトの“魔将”ことアーロン・ガイエルは開幕から期待を裏切らない。公式戦初のビデオ判定は、この不思議なカナディアンの打球を巡ってのことだった。
3月27日の巨人戦の9回、センターの頭上を越えてバックスクリーンへ打ち込んだガイエルの打球が、跳ね返ってグラウンドに戻ってくる。一度はフェンス上部に当たったとして二塁打の扱いを受けるも、今季から導入されたビデオ判定により、ホームランの認定。審判の協議の間、二塁ベース上でおあずけを食った形のガイエルは、この判定を受けてゆっくりと笑顔でホームインした。
期待に違わず開幕早々ガイエル祭りが始まった!!
それにしても、やはり第一号はこの外国人だったかと、楽しくて仕方がない。ガイエルにまつわる都市伝説の数々――なぜか守備の名手がガイエルの打球に限って失策をするとか、1イニング2死球とか、ショート頭上のフライでランニングホームランとか、彼の周辺で不思議なプレーが多発するため、「謎の力で空間を歪めている」と一部好事家の間で評判になっていること――は以前にも紹介したが、この打球も、テレビ中継の解説者は「フェンスの手すりの線が一瞬消えましたから、打球は手すりの前を通ったように見えますね」と、VTR映像を確認しながら話していた。
ホーム側から見て、ホームランなのにボールがフェンスの手すりの前を横切ったとすれば、これは超魔術だろうし、映ってはいけないものが映っている心霊写真なみのマジカルワールドだ。判定の真偽はともかく、そもそもそんな紛らわしい打球を開幕早々打ってしまう、この打者の持つ星というか、ネタぢからに感服する。
開幕3連戦ではビデオ判定のほかにも、押し出しデッドボールを含む2死球や、相手の悪送球を誘う平凡な内野ゴロなど、ガイエルの得意技連発だった。ガイエルの体に吸い寄せられるように曲がって当たるデッドボールを目の当たりにすると、空間を歪めるという噂はもはやネタではなく、リアルなノンフィクションなのだと思わずにはいられない。
今季注目の新外国人選手ディオニス・セサルは万能選手。
もうひとり、個人的に注目している新外国人選手がいる。中日ドラゴンズの新戦力ディオニス・セサルだ。その楽しいキャラクターを、ざっとまとめてみよう。
ドミニカ共和国出身。2009年メキシカンリーグで3割8分を打ち、首位打者に。盗塁王にも輝き、MVPを獲得。内外野どこでも守れる器用なスイッチヒッターという触れ込みで、落合監督もその打撃センスを高く評価する。
しかし、いざオープン戦が始まると凡打の山。オープン戦の打率は1割1分台で、規定打席中、最下位を独走。それでも本人は「首位打者と盗塁王を獲りたい」と陽気に語る。
日本での生活を聞かれて、「日本食も大丈夫。好きな日本食は焼肉とチャーハン」と答える。それはどっちも日本食じゃないぞ、というツッコミが全国各地から飛ぶ。
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ヤ1―9ソ(17日) ソフトバンクが連敗止める
2012年5月17日(木)22時15分 - 共同通信
ソフトバンクが一発攻勢で、連敗を4で止めた。三回に松田の5号3ランで先制。六回は多村が1号2ラン、七回はペーニャが9号2ランを放った。大隣が6回無失点で4勝目。ヤクルトは3度の満塁など再三の好機を生…記事全文
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