片平晋作の名言
二流は、努力すれば一流に追いつけるかもしれない。でも、一流に努力されたら、もう追いつけないでしょう。負けたとか、そういう思いはありません。(清原は)俺の相手ではない。そんな気持ちでした。
片平晋作(プロ野球)
2011/06/10
甲子園を沸かせたPL学園の“怪物”清原和博は、'85年にドラフト1位で西武に入団。当時、不動のレギュラーとして一塁を守っていた片平は指名打者への転向を考えていたという。だが、森監督から「高校生にいきなりポジションを渡すわけにはいかんから、一塁を守って清原と競争してくれ」と説得され、開幕戦こそスタメン一塁で出場したものの、12試合目で清原にその座を明け渡す。「僕はバットのトップの位置の“間”というものを、10年かけてやっと理解しかけていました。でもこの子は、それが18歳でできている。それがわかったとき、正直ゾーッとしました」と、清原の天賦の才を素直に認めていた。
Number774号(2011/03/10)