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【動画】「鉄紺の“再建”から“覚醒”へ」東洋大学・酒井俊幸監督が語る“4位”に繋がった「合宿MTG」と「ライス量」《ロングインタビュー60分》

2024/01/19
箱根駅伝で4位になった東洋大学の酒井俊幸監督

 第100回の記念大会だった箱根駅伝は、青山学院大学が10時間41分25秒の大会新記録で圧勝をするという結果になりました。激闘を彩ったチームの指揮官にお話を聞くオリジナル動画シリーズ「箱根駅伝“後”の物語」。今回は東洋大学の酒井俊幸監督をお迎えしました。

 前哨戦の出雲駅伝は8位、全日本大学駅伝は15位と苦戦しながら、箱根駅伝では4位と大きな存在感を見せた東洋大学。継続中の大学では最長となる19年連続となるシード権も獲得しました。個人成績を見ても、2区・梅崎蓮選手が66分45秒という好タイムで8人抜きの力走を見せると、ともに大学駅伝初出場となる9区・吉田周選手が区間2位、10区・岸本遼太郎選手が区間賞と終盤に3位・城西大を猛烈に追い上げて「駅伝に強い東洋」の復活を印象付けました。

 就任15年目の酒井監督は、11月、12月の短い時間でどのようにチームを立て直したのか。約60分の動画インタビューで指揮官へ質問を重ねると、あるきっかけとなった出来事を明かしてくれました。

 キーワードは「覚悟」です。

「(今回は)高速化の箱根駅伝になるというのが十分に予想されていましたので、無難な調整練習では故障者、体調不良者は出ないかもしれないけれど、レースの流れには乗れないだろう、と。12月の合宿の最後のミーティングの時に、(酒井)瑞穂コーチが『あなたたちの目標、最後どうするの』と聞いたところ、松山が『前回の10位から出雲、全日本と苦しい戦いが続いたので、シードを確保するのが目標ではなくて、僕らは3番以内を狙っていきたいんです』と。

 それを聞いて私からも、分かった、3位以内を目標にするなら調整も変わる。攻めの調整をするから、そのつもりで自分たちも”覚悟”を決めて臨んできてほしい。不満や不安ではなくて、これをやり切ったら絶対に上がってくるんだ、そこを信じ抜いてくれという話をしました」

ーー学生たちの反応はいかがでしたか?

「駅伝主将だった松山はそんなに口数が多いタイプではないのですが、『そこは絶対譲れない』と言った時に、彼が走る、走らないでは別のチームになりますから、エースがその気になると、まとまりますよね」

 ターニングポイントとなったこの合宿MTG前後の流れや、酒井監督のいう「攻めの調整」の象徴となった12月23日に記録会出走の狙いなども解説してもらいました。

 そのほか、動画インタビューでは

●今回の箱根駅伝で「総合タイムをあと4分削れた」の真意とは?
●全日本大学駅伝が「劇薬」となった理由
​●「誰も予想しなかった」青学大圧勝の隠れた立役者は?
●5区を走った緒方澪那斗選手への期待値
●順大・三浦龍司選手を「本当にすごい」と絶賛する理由
​●強力な顔ぶれの4月入学予定の選手たちへの期待

などなど、さまざまなテーマでお話を聞きしました。今回も気になることを「根掘り葉掘り」した60分、いつも冷静な酒井監督の素顔をご覧いただけると思います。お楽しみください。

 

◆概要

出演: 東洋大学陸上競技部・男子長距離部門監督 酒井俊幸

MC : 涌井健策、藤井みさ(NumberPREMIER)

収録日:2024年1月16日

※視聴するには、「NumberPREMIER」の会員になる必要があります

 

◆出演者プロフィール

酒井俊幸Toshiyuki Sakai

1976年、福島県生まれ。東洋大時代は3度箱根路を走り、コニカミノルタではNY駅伝優勝も経験。引退後、学法石川高の教員を経て、09年春に東洋大監督に。箱根駅伝では2010、2012、2014年に3度チームを優勝に導いている。教え子の服部勇馬がマラソン、相澤晃が1万mで東京五輪代表になった。妻・瑞穂さんは競歩コーチ。

《配信画面はこの下に表示されます》

 

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photograph by Yuki Suenaga

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