- #1
- #2
侍ジャパンPRESSBACK NUMBER
コーチが証言「大谷翔平とバッテリーを組んだ捕手を入れたい」“WBCメンバーほぼ確定”の意外な最年長選手…さらに“当確ランプ”点灯「国内組4人」
posted2025/11/22 11:21
2023年のWBC決勝アメリカ戦。リリーフのマウンドに立った大谷翔平と話す中村悠平
text by

佐藤春佳Haruka Sato
photograph by
JIJI PRESS
◆◆◆
11月6日から始まった宮崎合宿と日韓戦の2試合を通じて、他のポジションとは全く異なる空気感の中で日々を過ごしていたのが捕手陣だった。
中村悠平(ヤクルト)、若月健矢(オリックス)、坂本誠志郎(阪神)、岸田行倫(巨人)。メジャー組や代表に参加していない選手との競争になる他のポジションとは違い、捕手だけはこの4選手の中から、3人選ばれることが確実だからだ。
ADVERTISEMENT
「4人の中から決まるんだろうな、というのは全員の共通認識としてありました。だからこそピッチコムにいかに慣れるかということをみんなで考えたり、本戦の韓国戦というところまで見据えて色々と準備することができたと思う」
そう振り返るのは最年長35歳の中村だ。“4分の3”に入る、というお互いの競争意識もさることながら、捕手陣は4人とも自分が代表に選ばれ、本番でマスクを被ることを前提に準備を進めていた。
4人+コーチ「試合後に1時間ミーティング」
第1戦の試合後、捕手陣が東京ドームの一塁側ロッカールームを出てきたのは、最も遅い午後11時過ぎ。4人は村田善則バッテリーコーチを交えて1時間近くもミーティングをしていた。中村は言う。
「ミーティングはめちゃくちゃしましたね。データを交えてどうやって韓国のバッターを抑えるか、ということももちろんですが、逆に打たれることで分かる情報もある。投手には抑えさせてあげたいので難しいんですけど、キャッチャーとして試したいこともあった。
今回の韓国のメンバーは若いのでもう少し荒削りかと思っていたんですが、しっかりコンタクトしてくるし長打もある。若い選手は勢いに乗せたら本当に怖いですからね。(第2戦は)打たれましたけど、そういう韓国の姿を見られたことも良かったと思います」


