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「1日でも早く返事はほしい」井端弘和監督が明かしたWBCメジャー組の選考事情…最大の焦点は大谷翔平の参戦か? 独断で選ぶ侍ジャパン30人予想《投手編》
posted2025/11/24 12:01
侍ジャパンの井端弘和監督はWBCメンバーをどのように考えているのだろうか。独断で30人の陣容を予想した<投手編>
text by

鷲田康Yasushi Washida
photograph by
Nanae Suzuki
来年3月に開催される第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に向けた韓国との強化試合2試合が終わり、日本代表・侍ジャパンは最終的なチーム編成へと進むことになる。そこで独断と偏見で出場30選手を予想してみた。まずはロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平投手を含む投手編から――。<WBCメンバー予想全2回の投手編/野手編へ>
井端監督が語るWBCメジャー組参戦の現状
注目はロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手らメジャー組の誰が参戦できるかで、メジャー組の動向が決まらないと国内組の編成もままならないというのが実情である。
「1日でも早く、こっちが出したリストの返事は欲しいなと思います」
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こう語るのは日韓戦を終えた翌日、明治神宮大会を視察した日本代表・井端弘和監督だ。
メジャーリーガーの出場に関しては、日本側から出場の可否を問い合わせるリストを主催者側(WBCI)に提出。そのリストを元に主催者が選手と出場契約を締結して、初めて出場が可能となるシステムだ。日本側からのリストはすでに9月に提出済みで、現時点ではその返答がまだきていない。
「(WBCIが選手から)聞き取り調査をすると言っていたけど、まだしていない状況だと思う」
井端監督は現状をこう語るが、一部には過去5大会で3度優勝している日本に対して「勝ちすぎだ」という声が米国内にあるという話も聞く。WBCIにとって大会の盛り上がりのためには米国代表が勝つことが必須で、そうした背景から日本の出場選手に制限を加えてくるのではないか、という情報も流れてきているのだ。
もちろん最大の焦点は大谷の参戦が実現できるかどうか。ただ興行的にも大谷抜きということは考えづらいという声も聞く。そうなるとワールドシリーズで中0日登板を強いられるなど負担の大きかった山本由伸投手やシーズン中に故障で離脱経験のある佐々木朗希投手らの参加が認められるか。その辺が今後のメジャー組の動向の最大の焦点となりそうなのである。
メジャーの先発陣で当確なのは…
もしメジャー組のフル参戦が実現できれば、チーム構成はかなり豪華な布陣となるはず。そこで今回の日韓戦、昨年のプレミア12大会などを踏まえた上で、独断で出場30選手を予想してみた。

