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第4戦 阪神2-3ソフトバンク KEYMAN 佐藤輝明/大津亮介

posted2025/11/10 09:00

 
第4戦 阪神2-3ソフトバンク KEYMAN 佐藤輝明/大津亮介<Number Web> photograph by Hideki Sugiyama

佐藤輝明

text by

鷲田康/佐藤春佳

鷲田康/佐藤春佳Yasushi Washida / Haruka Sato

PROFILE

photograph by

Hideki Sugiyama

 何もできないまま終わってしまうのか……。 甲子園球場を埋め尽くした阪神ファンの心には、そんな思いがよぎっていたはずだ。

 0対3。7回までわずか4安打。沈黙の阪神打線がようやく一矢を報いたのは8回だった。先頭の近本光司の中前安打と四球で作った1死一、二塁。ここで打席に入ったのは、「4番」佐藤輝明だ。

 ボール3からの4球目――。ソフトバンクの4番手・松本裕樹の146kmのフォークに食らいつく。弾んだボールが二塁手の差し出すグラブの横を抜けて中前に転がった。二塁から近本が一気にホームを駆け抜け、この日、一番の歓声がスタンドに響いた。

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