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第3戦 阪神1-2ソフトバンク KEYMAN モイネロ/大山悠輔
posted2025/11/09 09:00
モイネロ
text by

佐藤春佳/鷲田康Haruka Sato / Yasushi Washida
photograph by
Kiichi Matsumoto
日没とともに気温がどんどん下がった夜寒の甲子園。冷たい秋風が舞うマウンドに立ちはだかったリバン・モイネロは、たぎる思いは傍に、ひたすら冷静を貫いた。
「阪神ファンの大声援は、特に気にならなかったです。投げている時は、全く物音は聞こえない。集中して投げられました」
立ち上がりの1回2死一塁、佐藤輝明に高めに浮いたカーブを強振され手痛い先制点を許す。“魔球”と恐れられるカーブが、この日は切れ味を失っていた。
ならば、と思考を切り替えた。
「寒さもあってちょっとボールが抜ける感じがあったので、力を加えるというよりはストライクゾーンの四隅にしっかりボールを集めることに意識を集中して投げました」
こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。
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